子育てがひと段落した、子どもが入園、入学したなどをきっかけに仕事をはじめようか考える方も多いですよね。何の仕事をするか迷っているときには、子育ての経験を活かして人に何かを教える仕事、「先生」と呼ばれる仕事も選択肢となります。
この記事では、人に教える仕事の種類や特徴とともに、今いしど式の先生として活躍する方々へのアンケートを元に、いしど式の先生の仕事について紹介します。
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教える仕事とは?
教える仕事とは、人に新しい知識や技術の指導やアドバイスをする仕事を指します。教える仕事に携わる人は、よく「先生」と呼ばれることが多いです。教える内容によって、以下のようにさまざまな種類があります。
教える内容、分野 | 教える仕事の種類 |
学校教育に携わる仕事 | 幼稚園教諭、小学校教師、中学校教師、高校教師、大学教授など |
塾や習い事に携わる仕事 | 塾講師、予備校講師、ピアノ講師、英会話講師、パソコンインストラクター、スポーツインストラクターなど |
就職や生活の指導をする仕事 | 職業訓練指導員、ケースワーカー、児童指導員など |
専門的な技術や知識を教える仕事 | 自動車学校の教官、料理教室の先生、ユーチューバーなど |
教える仕事に「向いている人」
教える仕事に興味があっても「自分に向いているのかどうか」が心配な方も多いでしょう。教える仕事に向いている人の特徴を、以下にまとめました。
- ・コミュニケーション能力が高い
- ・相手の立場に立って物事を考えられる
- ・専門知識や技術を持っている
- ・教えることにやりがいを感じる
- ・人に教えることが好き
- ・指導力やリーダーシップがある
- ・学ぶ姿勢を忘れない など
教える仕事は、先生と生徒の立場として人と接することが前提となります。コミュニケーション能力を持つ人や相手の立場や気持ちを持っている人、さらに先生として自分の技術や知識を適切に教えられる人などが向いています。
教える仕事に「向いていない人」
教える仕事に向いていないのは、以下のような人です。
- ・人と話すのが苦手
- ・自分の考え方を押し付ける
- ・一気に教えようとする
- ・教え子の成長に興味がない
- ・責任感や忍耐力がない
- ・勉強することが嫌い
- ・教えることの要点が分からない など
人へ何かを教えることが仕事となるため、話すのが苦手な人や、教える要点を理解していない人、生徒の気持ちを想像するが難しい人などは不向きと言えるでしょう。
特に身近な「習い事の先生」
「先生」とよばれる仕事の中でも、特に「習い事の先生」は身近な存在であると言えます。教える仕事をはじめたい場合、習い事の先生を検討する方も多いかもしれません。
習い事の先生が身近に感じる理由に、「子供との距離が近い」ことがあります。以下のように、習い事を通じて先生と子供の距離が近づく機会はたくさんあります。
- ・習い事自体が子供の好きなこと、興味のあることのため、習い事の先生=自分がやりたいことを教えてくれる存在になる
- ・子供の性格や個性、レベルに合わせた指導を行うため、子供にとって指導やレッスンが分かりやすく楽しい
- ・子供たちの成長を喜んでくれる存在のため、子供が先生に親しみや感謝の気持ちを持つ
- ・困ったことを気軽に相談できる存在のため、子供との間に信頼関係ができる
- ・子供が目標に向かって頑張ることへ励ましたり応援したりするので、子供が自信ややりがいを持てる
イキイキ働く「いしど式の先生」
代表的な習い事である「そろばん」を教える「いしど式の先生」も、子供たちが身近に感じる先生のひとりです。実際にいしど式の先生として活躍する方を紹介します。
ケース①「自分で自分の限界を作らない」
いしど式でも人気校である木場教室の教室長を務める「王智子先生」。教育に携わる仕事がしたいと考えていたことと、子供をいしど式そろばんへ通わせたことをきっかけに一般企業からいしど式の先生へ転身しました。現在は教室運営と二児の母としての生活を徹底したスケジュール管理の元で両立させ、忙しいながらも充実した毎日を過ごしています。
いしど式まとめ【特集:いしど式で働く】自分で自分の限界を作らない ーいしど式の理念に賛同し、独立開業へ!ー
ケース②「子どもが好きでたまらない」
千葉県にある龍花塾 検見川教室の教室長を務める「高橋美穂先生」は、ご両親が自営業であったことや手に職を持ちたいという気持ちから、戸建てを建てるタイミングで自宅に教室を開校し、起業しました。元々子供が大好きな高橋先生にとっては、そろばんを通じて多くの子供たちの成長がみられるいしど式の先生の仕事は「楽しくて仕方がない」とのこと。
いしど式まとめ【特集:いしど式で働く】子どもが好きでたまらない! 自分にぴったりだった教室長という仕事
ケース③「思い通りの働き方をかなえる」
中澤珠算教室(杉並和田教室)の教室長「中澤嘉都美先生」は子供のころからそろばんの先生にあこがれがあり、育休中にそろばんの先生の資格を取得。出産後も子育てと仕事の両立とあこがれを叶えるために、いしど式教室を開校しました。いしど式の先生と教室運営をしながら二人目のお子さんの妊娠・出産も経験し、自分の力で理想の働き方を実現しています。
いしど式まとめ【特集:いしど式で働く】自分の思い通りの働き方を叶えられる!ママであることの強みを活かして仕事と育児を両立できるから、毎日が楽しい
いしど式の先生たちに聞く「私が先生の仕事を続ける理由」
いしど式そろばんは育児や家庭との両立もしやすい「先生」の仕事です。とはいえ「自分で教室を開校する自信がない」と考える方もいるかもしれません。いしど式は自分で教室を開校するだけでなく、今ある教室の先生として働くこともできます。
実際に関東近郊のさまざまないしど式の教室で先生として働く、10代~60代以上の方を対象に「いしど式の先生の仕事に関するアンケート」を取りました。実際のいしど式の先生の仕事について、アンケートの結果を元に紹介します。
先生を始めようと思ったきっかけは?
- ・子供のころそろばんを習っていたので経験を活かせると思ったから
- ・そろばんが好き・得意だから
- ・家族・身内がそろばん教室をやっていたから
- ・一生続けられる仕事と思ったから
- ・子供と接するのが好きだから
数多くある習い事の先生の中でもいしど式の先生を選んだ理由として多かったのが、「そろばんの経験を活かせる仕事だから」「そろばんが好き・得意」ということでした。ほかにも家庭や子育てと両立して働きやすい、子供と接するのが好き、という理由も多くなっています。
どのくらい続けていますか?
勤続年数でもっとも多かったのが60.4%の「3年以上」、次に多かったのが20.9%の「1~3年」でした。また、出勤日数では「週3日以上」働く方が87.9%ともっとも多い結果となっています。いしど式の各教室ではライフスタイルに合わせた働き方ができるため、長く働ける環境が整っていることが分かります。
そろばんの経験はありましたか?
95.6%の方が「そろばんの経験はあった」と回答しました。ただし、中にはそろばん未経験で先生として活躍している方もいます。
難しいと感じるところは?
90.1%の方が「生徒さんと関わる中で難しいと感じたことがある」と回答しました。具体的に難しいと感じるところとしては、以下のような意見が集まっています。
- ・生徒一人ひとりに対して対応を変えなければいけないところ
- ・マナー、態度、言葉遣いへ対する叱り方
- ・やる気の出させ方
- ・幼い子どもへの対応
いしど式そろばんの先生には指導のマニュアルや研修がありますが、教室で接する生徒一人ひとりで性格や個性が異なります。すべての生徒に同じ対応ができないところはやりがいがある一方で、難しさを感じる先生も多いです。
ほかにも、マナーの悪い生徒ややる気のない生徒への対応、数字がまだ理解できない、興味のない小さい子供への教え方が難しいと感じている先生も多くいました。
では、どんな工夫をしていますか?
難しいと感じる場面はあるものの、95.6%の方が「今後もいしど式の先生を続けたい」と回答しました。そろばんの先生として課題にぶつかったときの対処法としては、以下のような回答が得られました。
- ・楽しくそろばんができる雰囲気を大切にしている
- ・親しみやすさを大切にしている
- ・少しの頑張りでも保護者と共有してしっかり褒める
- ・来た生徒にはかならず一声かける
- ・生徒の名前をたくさん呼ぶ
- ・普段よりも感情表現を豊かにして接する
- ・オンラインではチャットやリアクション機能を積極的に使う
- ・目を見て話す
- ・声かけや言葉選びに気を付ける
- ・教室長のコミュニケーションの取り方を参考にする
多くの先生が生徒の個性を理解し、積極的に接するように努めていることが分かりました。生徒のやる気や自信につなげるために、褒めることを大切にしている先生も多くいます。
最後に、やりがいを教えてください。
「この仕事をやっていてよかったと思える瞬間、これから始めたいと思っている人に胸を張っておすすめできる瞬間」への質問に対しては、以下のような回答が集まりました。
- ・子供たちの成長を目の当たりにできたとき
- ・子供たちから元気やパワーをもらえる
- ・子供たちと少しずつ信頼関係を築けたとき
- ・子供たちを通じて自分の子供時代や、自分の子供が小さかったころを思い出せる
- ・ただそろばんを教えるだけでない、いろいろな業務を経験できる
「計算が早くなった」「桁数の多い暗算ができるようになった」など、そろばんは成果が見えやすい特徴があります。そろばんの先生は子供たちができなかったことができるようになった瞬間を見られるチャンスがたくさんあり、それがやりがいと答える方もたくさんいました。
また、子供たちから元気や活力をもらっている、自分の子供時代を思い出せるといった意見も上がりました。
いしど式の先生は「第二の母」あなたもなってみませんか
「教える仕事」の特徴とともに、いしど式の先生として活躍する方の声や仕事の魅力を紹介しました。これから新しく仕事をはじめてみようと考えている方や、そろばんや子育ての経験を活かして教える仕事に興味がある方は、「いしど式の先生」をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。いしど式の先生はそろばんを教えるだけでなく、「第二の母」として礼儀作法を教えたり、時には叱ったり、そして間近で子供たちの成長する姿を見られる存在でもあります。保護者の方と二人三脚で子供たちの頑張りを見守るいしど式の先生を、ぜひ目指してみませんか。
詳しくはこちらをクリック:夢を育てる「いしどの先生」になりませんか?