「何年経っても忘れない」と卒業生達が語る学園長の熱い指導と情熱。その背景には、子ども達の今だけでなく将来のことまで見据え子どもたちのことを本気で気遣う学園長の熱い想いがありました。
ある生徒にとっては恩師、ある生徒にとっては原点と、卒業してもなお生徒達の心の支えとなる学園長に指導や想いについて伺いました。

5歳~高校2年生まで、佐倉志津教室に通う。これまでに数々のチャンピオンタイトルを獲得。現在も全国大会に出場し上位入賞を果たしている。大学在学中に公認会計士試験に合格した秀才であり、石戸会長を「困った時に一番頼れる年上の男性」として今でも慕っている。

■今の自分にとって石戸会長とは?

困った時に相談できる一番頼れる年上の男性

■小さいころの様子

小学校1年生~高校1年生までイシドに通う。全国英語読上算大会「高校一般の部」で日本一を獲得。その他数々の全国大会で上位入賞を果たす実力の持ち主。現在はおゆみの中央教室でアルバイトをしており、「先生」としても活躍中。

■今の自分にとって石戸会長とは?

「恩師」です。

■小さいころの様子

5歳~現在まで竜ヶ崎NT教室に在籍し通い続けている努力家。全日本大会読上暗算2連覇、小4で読上算日本一獲得と過去に4回日本一のタイトルを獲得。イシド珠算学園が主催する「学園祭」でも3連覇の功績をのこしている。

■今の自分にとって石戸会長とは?

会長は僕の「原点」です。

■小さいころの様子

Q.学園長に直接指導を受けた3名ですが、石戸会長との思い出に残っているエピソードはありますか?

佐久間僕は、本来の授業が終わったあとに、石戸会長に読み上げ算をマンツンーマンで指導してもらえたことがとても記憶に残っています。

石戸会長懐かしいね。

佐久間一問一問直接指導していただけて、子ども心にもすごく嬉しかった。学園長の教え方は、本気にさせられるんです。厳しいと感じたことはないんですが、気づくと本気にさせられているというか…。

石戸会長佐久間君も厳しく指導されていたとは思うんだけど、上手にその厳しさを受け止めていたんだね。生徒はできないからこそ悔しいんだよね。自分が伸びてるって実感がないからイライラしちゃう。

佐久間そうでした。

石戸会長だから教える方は勝負。そこで変におだててしまうのはあまり良くないと思っている。今の時代は褒めて育てるという風潮だけど、それはおかしいよね。大切なのは『できた』『できる』と思える環境を作ってあげること。意図的にその環境にもっていくために時には厳しく指導したこともあったと思う。そうだ、4倍速のテープレコーダー使った読み上げ算の練習は覚えてる?

一同覚えてる!

石戸会長4倍速のテープレコーダーで読み上げ算をするのは大変だったよね。

佐久間大変でした。

石戸会長だけど4倍速のテープレコーダーを使ったあとはとても伸びたと思う。でもそれは4倍速で練習したから伸びたんじゃないよ。

佐久間なんでですか?

石戸会長4倍速で練習してるんだからできないわけない!と思えたこと。つまり自信だよね。自信があるから、できるようになる。 伸びるために自信はとても大事。

木村確かに自信はつきましたね。

佐久間僕はそもそもそろばんをやっていてとても楽しかった、という思いしかなくて。イヤだと思ったことがないんです。

石戸会長そう、それが一番大事なこと。私はいつも『そろばんをやってて良かったな』と思ってもらうことを大切にしてきてね。生徒にはその想いを持って卒業してほしいと思っているんだ。その想いがないと意味がないから。だから、いつもみんなに楽しいと思ってそろばんをやってほしいと思っていて。それでイシドではお祭りなどのイベントも開催してるわけなんだけど。

木村そうだったんですね。

石戸会長みんなをうまくのせられればいいと思っていたけど、どうだったかな。 

大野うまくのせられていました(笑)

佐久間僕、負けず嫌いなんですけど、石戸会長の教え方は負けず嫌いの部分を刺激するんです。石戸会長に指導されると、『やってやる!』という気になる。それでそろばんを頑張っていたところもある。

石戸会長そう、それも佐久間君がそういう気持ちになるようにうまくもっていったんだよ。

佐久間まんまとのせられていたんですね(笑)

一同(笑)

Q.大野さんは当時を振り返ってみて、いかがですか?

大野振り返ってみると、僕は石戸会長に頻繁に叱られた子どもだったかも(笑)

一同(笑)

大野僕は、子どもの頃にあまり石戸会長に恩は感じていませんでした。学園長には本当によく叱られていた子どもでしたから。でも二十歳を迎えそれなりに大人になって、あの時の厳しい指導の意味が分かるようになりました。

石戸会長子どもなんだから恩は感じないよね。子どもで恩を感じていたらそれはすごい子どもだ(笑)

大野今になって、結果的に自分のためだったんだって素直に感じます。あの時きちんと叱られていなかったらどんな大人になっていたんだろうとも。そういう意味ではイシドのしつけって僕の人生の中ではすごく大きい。

石戸会長まあね。イシドの基本はあいさつ、返事、片付け、だからね。これができないと先生は生徒を叱るよ。

大野あの時厳しく指導されたことで、それなりに落ち着いた人生を送れているのかなと思います。

木村僕は、小学校ではすごい問題児だったんですが、イシドではすごく優等生。石戸会長にも叱られたことはほとんどないんです。

石戸会長そうだったね。

木村でも、一度だけ石戸会長に本気で叱られたことがあって。大会に出場するので学園長から直接指導を受けていたんです。その際、教室が入っているテナントビルの共有部分では、他の人の迷惑になるから騒いではいけないと言われていたにも関わらず、友達と大騒ぎしてしまって。その時は石戸会長に本気で叱られました。すごくよく覚えています。

石戸会長他の人の迷惑になることをしたら本気で叱るよ。

木村イシドでは、そろばんだけでなく、まわりに迷惑をかけないという当たり前の姿勢を教わりました。だから親も石戸会長のことを尊敬しています。

石戸会長うちの教室の基盤にあるのは、強い子を作ること。大人になり社会にでた時に強い人間でいられるような子だね。では、社会にでて一番強いのはなにかというと、礼儀。そろばんができるのはもちろん、礼儀もきちんとできる子どもに育てたいと思っている。だから、礼儀がなってない生徒は先生も本気で叱る。

大野よく本気で叱られました。

石戸会長こちらも本気で叱るから、子どもたちにもその想いが伝わるんだよね。私が叱ったときの言葉はみんな覚えてると思う。本気の言葉だからね。

大野今でもよく覚えています。

石戸会長子どもだってもう社会人。子どもだから悪いことをしても許されることはない、といつも言っていたと思う。厳しいと思われることもあったかと思うけど、将来逃げない強い大人になってほしかったから、時には本気で生徒を叱っていた。

大野子ども心にも石戸会長の熱い想いは感じていました。だからこそ、大人になっても覚えているし、心にも刻まれているんだと思います。

Q.大野さんは当時を振り返ってみて、いかがですか?

木村僕が強く印象に残っていることは、『目標を持ちなさい』といわれたこと。そろばん自体は、もともと親に行かされて行き始めたもの。でも教室に行くと必ず『目標を持ちなさい』といわれる。そう言われると明確な目標がなくても考えるようになる。

石戸会長必ずみんなに目標を口にしなさいと言っていたね。

木村そうなんです。目標を立て、言葉にすると、それに向けて練習するようになるんです。自分で言ったんだからやるぞって気になるんですね。この経験で僕は目標を持つことの大切さを教えられたと思っています。その感覚は今でも生きていて、大人になってからも『この仕事はこういう目標をもってやろう』と自然に目標を立ててその目標に向かって取り組んでいます。そんな習慣を身につけられたことは人生の中でとても大きな収穫だったと思います。

佐久間確かに、僕も目標に向かって一生懸命だった。

石戸会長大切なのは、メリハリだからね。目標を持つことでメリハリをつけた生き方を送れるんだよ。

木村あと、僕は会計士の試験も受験してるのですが、その時もそう。『今がやる時だ』という思いがあったから目標を設定して、『僕はできるんだ』と思えた。計算力というよりはそういう想いを持てたことが自分の中では大きかった。

石戸会長人生はメリハリ。メリハリをつけた生き方がとても大切。これができないと大人になっても挫折してしまう。目標をたてて集中することもメリハリだね。

木村そろばんは、計算力だけでなく、集中力も良くなるというけど、その通り。会計士の試験が終わったあとに、同期と話したらぼくだけ勉強時間が少なかった。普通は平均して8時間程度らしいのですが、僕は平均して4時間。これもそろばんのおかげだと実感しています。そういえば、高校、大学の受験勉強の時も同じだった。

大野確かに僕も、ここぞというときの暗記力と記憶力はすごく感じる

石戸会長そう。ここぞという時に力を発揮できることだってメリハリ。社会で強く生きていけるものとはメリハリなんだね。感じ方はいろいろあるかと思うけど、みんなそのメリハリをそろばんを通じて身につけられているんだろうね。

木村しっかり身に付いています。

石戸会長みんな、そろばんの大会に出ていろいろな思いをしてきたと思うけど、大事なのは、「さあ次、さあ次」という想い。今は良い成績がとれなくても、できないことがあってもそれはいい。全て思い通りになってなくてもいい。でも続けていればいつかできる時が必ずくるから。それだってメリハリの一つ。

木村確かに、できないことにぶちあたったときに、『できるようにする』と思えるようになったのもイシドのおかげだと思います」。

石戸会長何事も諦めなければいい。失敗はやめるから失敗。失敗したって挑戦を続ければいい。私は、生徒たちがそんな風に思えるよう指導してきたつもりだし、イシドを卒業した後の人生でもその想いは忘れないでいて欲しいと願っているよ。

12ケタのかけ算を暗算で解きます!
その速さに驚きです。

目をつぶって、頭の中のそろばんで計算しています。

数字の読み方も、独特なリズムです。

石戸会長も、久しぶりの読上げです。

あ~! 聞き逃した!

さすが、全国大会にも出場していた卒業生!
3人ともごめいさんです!

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