働き方ガイド

2022/10/13

働くママでも自分で自分の限界を作らない_いしど式の理念に賛同し、独立開業へ!

 

入会待ちが続く人気校・木場教室。季節ごとにイベントが頻繁に開催され、子どもを楽しく通わせられると保護者の方に評判です。教室長である王 智子先生は、一般企業から転身して教室長になりました。

二児の母でもある王先生が、なぜいしど式を選んだのか? 起業にはどのような苦労があり、今はどんなところに喜びを感じているのか? 詳しく伺いました。

 

目次

自身の子どもの入会がきっかけで教室の立ち上げを決める

 

──木場教室は2018年のオープン後、入会待ちが続く人気校です。教室長である王先生の熱心な指導が好評ですが、異業種からの転身だったと伺いました。もともとはどのようなお仕事をされていたのでしょうか?

王:20代は葬祭業に携わっていました。アルバイトから入社した会社で、事業に必要なことをすべてしているうちに副店長という名の何でも屋に(笑)。

そこから外資系のハードウェアメーカーに転職し、スーパーバイザーとして法人営業を担当していました。

教室を立ち上げる前は、医療品開発会社のデータマネジャーとして働いており、この仕事が一番長かったですね。私は働くことが大好きで、仕事をしていなかった期間は産休・育休だけなのです。

 

近年、働くママ「ワーママ」の割合は75%にものぼる

現代の子育て中の女性のうち、働いている人の割合は、厚生労働省の2021年の国民生活基礎調査によると、75.9%となっています。これは、過去最高の数字で、前回の2019年調査よりも3.5ポイント増加しています。

子どもがいる世帯の母親の仕事の状況は、子どもの年齢や世帯構造によっても異なりますが、従来のパートやアルバイトが主だったところから、最近は正規雇用の割合も増えています

しかしながら、働くママの割合は、社会や経済の変化や保育施設の拡大などの就労支援策の充実具合などに影響などに影響を受けることもしばしば。家庭と仕事の両立のためには、それぞれの環境やニーズに応じた働き方を考える必要があります。

 

──いしど式にはどのようにして出会ったのですか?

:下の子の育休の途中に上の子に習い事をさせようと思い、ママ友の紹介でいしど式を知りました。体験教室に行ってみると、年中さんなのに九九をやっていて「これはすごい!」と驚いたのです。早くから数字に慣れてほしいなという気持ちがあり、通わせることに。

何よりも印象に残ったのは、褒めることで子どもの才能を伸ばすというところでした。これは私自身の教育方針にも合致します。また教室の先生が「ごみは自分で持ち帰らないといけないよ」と、しつけもしっかりしてくれているのも良かったです。単に学業や技ばかりを教えるのではなく、全人格を育てようという気持ちが伝わってきて、他の習い事とは違うなと思ったのです。

 

──どうしてそろばん教室の先生になろうと思ったのでしょうか。

:もともと子どもの教育に関心があり、大学では児童福祉を専攻していました。同時にコンピューターも大好きで、30代半ばまではそちらの道にいたわけですが、やはり教育業に携わりたいという気持ちが出てきたのですね。

そんなときにいしど式が先生を募集しているのを見て、問い合わせをしたところ、すぐに連絡が来ました。とんとん拍子に代表に会うことになり、お会いしたらすぐに意気投合というか目指すものが合致して、教室を立ち上げようと決めました。

 

2018年2月に子どもが入会し、3月に代表に会って開業を決めましたので、即断即決という感じでしょうか。ただ4月から育休から職場に復帰しましたので、そこからはフルタイムで働いてから夜にそろばんの勉強をするという日々でした。7月までに資格を取らなければならないスケジュールでしたので、夜な夜なそろばんをパチパチと弾くことに(笑)。毎日3時間勉強して、無事に資格を取ることができました。

 

目標人数60人のところ開校1か月目に70人を超える

 

──木場教室開校までのご経緯を教えてください。

:最初は豊洲あたりで場所を探していて、いい物件があったのですが、家賃が高かった。迷っているうちに入居者が決まってしまったのです。

そこで、次はすぐに決めようと思い物件を探していました。2018年6月頃のことです。木場教室の物件はインターネットで見つけたのですが、自分の生活圏内で土地勘があったのと、駅から徒歩2分とアクセスが抜群でした。近くに家庭支援センターがあり、隣は子ども服のリサイクルショップで、親子が来やすいのではないかと思ったのです。また大通り沿いでないので安心して子どもを通わせられる場所でした。少し手狭でしたが家賃も手頃で、今は十分だろうと即決しました。

 

7月・8月の開校準備期間は、会社を辞める前の有給休暇を利用して準備にとりかかっていたのですが、教室が1階だったこともあり、常に窓のほうを向いて作業をするようにしていました。そして、親御さんらしき人が教室を覗いていると、すぐに話しかけて体験教室をお勧めしたのです。体験教室には30人集まり、たくさんの方が入会してくれました。入会者数60人が目標だったのですが、9月に開校してから1か月後の10月には70人を集めることができました。教室が1階だったのと、お子さんの夏休み期間中に教室のご案内ができたのがよかったなと思っています。

 

──なぜ木場教室は人気校に成長したのでしょうか。

:生徒さんに「この先生なら自分をわかってくれる」と思えるように、生徒さんとキモチがつながるように心がけています。保護者の方とのコミュニケーションも大事にしていますね。またお楽しみとして、イベントをたくさん企画しています。「夏休みの宿題を楽しみながら終わらせちゃおう」ということで、読書感想文講座や自由研究に使える理科実験、工作講座などを開催しています。工作教室では、自分のそろばんを作ったり、サンキャッチャーや缶バッチを作ったりもします。イベントの企画は私が担当しているのですが、自分がやって面白いと思うものを考えています。

 

ただ教室運営全般に関しては、あまり自分の個性を出そうと思っておりません。基本的には本部に忠実に、生徒さんがいしど式のノウハウを余すところなく学べるようにと心がけています。

おかげさまで入会待ちが続く状態で、教室が手狭になりましたので、2022年5月に同じ場所の1階から3階に移転しました。前と比べて1.8倍の大きさになり、お待たせすることなく教室にご案内できるようになりました。

 

7歳で自立させるという教育方針ですでに子どもに手がかからない状態に

 

──王先生は子育てに奔走するお母さんでもあります。1日のスケジュールを教えてください。

:朝は6時に起きます。毎日「朝練」と称して、オンラインで自宅学習サポートを行なっておりますので、6時45分から7時15分までがこの朝練の時間。そこからすぐに朝食です。このときお弁当と夕食を一緒に作ってしまいます。

保育園に子どもを送ってから10時に出勤。20時過ぎに帰宅しますが、下の子のお迎えは主人の担当です。そこから夕食を取り、9時に寝かしつけです。そこからが自分の時間で、家のことや保護者さんへの連絡をします。24時に就寝です。

 

忙しいことは忙しいのですが、自分ではあまりハードだと思っていません。スケジュールさえ立てられれば何とかなるものです。

また、私の子育ての方針として、7歳には自立させるというものがあります。上の子は9歳ですが、だいたい自分のことは自分でできるようになりました。できないのはお弁当を作るぐらいでしょうか。下の子どもはまだ手がかかりますが、そんなに大変でもないのです。

 

──仕事と家庭との両立でご苦労はありませんか?

:保護者の方も、私が保育園の送迎などがあることをご存知です。保護者対応などのときも「すみません、今日はここまでです」と言えばわかってくれる。ありがたいし、たいへん恵まれていると思っています。ファミリーサポートなどの支援も活用していますよ。

 

ただ何回か、お迎えを忘れられてしまったことがあり、スクールバスから降ろすことができず、慌てて教室を飛び出して迎えに行ったなんてこともありました。

タクシーの配車アプリも使っています。子どもの送迎タクシーは高くてあまり利用できないため、どうしようかと思っていたところ、配車アプリだと子どもを降ろす場所を細かく指定できることがわかったのです。これは使えると思い、一人で電車やバスに乗れない1年生ぐらいときに配車アプリを使っていました。

 

家庭と仕事の両立の一つの選択肢「起業」

家庭と仕事の両立は、子育て中で社会復帰を考える人であれば誰もが抱える問題です。実は、働くママの中でも開業を選択する人が一定数いるという調査結果があります。

 

厚生労働省の2021年の国民生活基礎調査によると、子どもがいる世帯の母親の就業形態のうち、自営業者や家族従業者は、11.8%となっています。これは、正規雇用者の38.5%や非正規雇用者の25.6%に比べて、高い割合と言えるでしょう。

 

実際に起業を検討したり、運営している女性の支援サイト「Hanako塾」※1によると、起業ママの理由の一つとして、「自分の時間を自由に使いたい」「家庭と仕事の両立をしたい」「自分の好きなことで仕事をしたい」などが挙げられています。

また、起業ママが仕事と家庭を両立させる方法として、「時間の使い方を工夫する」「家族や周囲の協力を得る」「自分の得意なことや好きなことを仕事にする」などが紹介されています。

 

※1:参照:「起業ママが仕事と家庭を両立させる方法」/女性のための学び塾 Hanako塾

 

スケジュールさえ上手く立てられれば、やりたいことはできる

 

──工夫されているのですね。普通ならば「子育てしているからフルタイムで働けない」と、できない理由を見つけてしまうものです。

:オリンピックに出場するような特殊なスポーツなどでない限り、基本的にできないことはないと思っています。スケジュールをいかに立てるかが肝心で、スケジュールさえ上手く立てればやりたいときにやりたいことができるのではないでしょうか。難しいなと思ったときでも、お金か時間をかければ解決できるはずです。家族もよく協力してくれていると思います。

 

──そのモチベーションはどこから生まれているのでしょうか。

:私は仕事が好きですし、仕事をしている自分も好きです。子どもがいても、自分の人生は自分のもの。やりたいことはやっておいたほうが健全ですよね。それに、母親としての経験や考え方をそろばん教室に生かせるのは最大の喜びです。念願だった幼児教育に携わることができて、こんなに嬉しいことはありません。

 

──最後に、起業を目指す方へのメッセージをお願いします。

:起業すれば自分が上司であり、自分が思っていることを実行できます。上司の許可は要りません。教育事業というのは、子どもにいしど式のノウハウを伝えることができ、それがさらに社会に広がっていくという、社会貢献ができる仕事です。難しいと感じても、必ずやればできます。頑張っていただきたいと思います。

─ありがとうございました。

 

いしど式では「10人十色の働き方」を応援します!

いしど式では、あなたのライフスタイルやキャリアプランに合わせて、思い描く教室像を実現させるため、あなたの個性や能力を最大限に発揮できるように、教室の開業から運営までサポートしています。

子育てママの先生も多数在籍し、家庭と教室運営の両立をさせて日々たくさんのお子さんのそろばん習得だけでなく、保護者の方と一緒に心の成長も見守っています。

もちろん教室を開設だけでなく、パートやアルバイトとして教室の運営のサポートをしてくださる先生の募集もしています。

 

いしど式そろばん教室 パート募集一覧

 

初めてでも安心。教室開業まで徹底したサポート体勢

そろばん初心者でも、先生として必要なスキルの習得を助ける研修やサポート体制が充実しています。そろばんスキルだけでなく、教えるための指導スキルも習得できます。

家庭も仕事も子育ても、どれも大切に自分らしく働きたい!そんな方はぜひ、いしど式での先生として働いてみませんか?

 

いしど式の先生の仕事を詳しく!:いしど式の先生になりませんか?

 

 

▼プロフィール

王 智子(おう・ともこ)

1982年生まれ。大学では児童福祉を専攻。学生時代からアルバイトをしていた葬祭企業に就職し、副店長を経験。その後外資系ハードウェアメーカーで法人営業を担当し、30歳代では医療品開発会社のデータマネジャーに。2018年、子どもをいしど式そろばん教室に通わせたのをきっかけに起業を決意し、同年9月に木場教室を開校。現在は教室長として教室運営に携わる。

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