合い言葉は「そろばん、大好き!」
最初はみんな同じスタートライン。毎日の練習の積み重ねと、検定に落ちてしまった時の悔しさ、家族の支えなど…。
笑いあり、涙あり、いしど式で成長した子どもたちの、成長ストーリーをご紹介いたします。

切磋琢磨しながらそろばんに励むさくらさんと美咲さん

(奈月さん)そろばんを始めたのは、さくらは幼稚園の卒園のタイミングで、美咲は、4歳になりたてくらいの時でした。お姉ちゃんが先に始めていたので、美咲はもう早くそろばんに触りたくて仕方なかったようです。美咲は教室でも最年少だったんじゃないかな。なので、さくらは始めてから1年以内で一気に3級くらいまで行ったんですが、美咲は1年経ってもホップ・ステップ・ジャンプも終わらなくて。「やっぱり始めるのが早すぎたかな、これも親のエゴではないか」と思ってしまって、何度も辞めさせようかなと思いました。でもある日突然、美咲が自力でどんどんやり始めて、目の前の霧が晴れていくように頑張り始めたんです。

(奈月さん)美咲が早く始めすぎたのではないかと、ずっと引っかかっていた時、先生に「早く始めることのメリットはあるんでしょうか?」と尋ねたところ、先生は「暗算力は早く始めたほうが伸びる」と仰っていて。確かに、さくらを見ていると、珠算に関しては先に始めていた子に追いつくこともできたのですが、そこから先の伸びで今すごく苦しんでいるんですね。暗算力がさらに必要となってくるところで、早く始めたことのメリットは確かにあると感じています。

「そろばんは自分との戦い」と2人を見守る奈月さん

(美咲さん)お姉ちゃんはすごくそろばんが上手だから教えてくれるの。そんなに優しくはないけど…(笑)。私もいつかお姉ちゃんみたいになりたいんだ。

(さくらさん)妹に教えていると先生になった気分。時々けんかもするけど、お家で一緒に練習しています。

(奈月さん)私が教えられるレベルではなくなってきたので、家ではさくらが先生になって教えるようになりました。人に教えることで自分の成長にも繋がっているんでしょうね。教えるためには全体像をわかっていないといけないですし、言語面や情緒面の成長に繋がりました。美咲にとっても、「お姉ちゃんに追いつきたい、お姉ちゃんが頑張っているんだから私も辞められない!」とお互いにいい刺激になっているなと感じます。美咲にとって、さくらの存在は憧れなんだと思います。さくらが大会に出てトロフィーをもらってくると、うらやましがっていますし(笑)。

(奈月さん)さくらは初段の壁をどう打開したらいいのか、ここ1年苦しい日々が続いています。私はそろばんをしないので助けられないですし、教室もコロナでお休みの時期がありました。それで、実は7月に退会を申し出たんです。ところが奇跡が起こり、オープンした人形町教室で、先生からすごく戦略的なアドバイスをいただいて、そこで目が覚めたんです。「そろばんってこんなに戦略的なんだ」と。先生のおかげで本人がすごくやる気を出しているので、退会は取り下げました。親としては本人のやる気がある限りずっと続けてほしいです。

(さくらさん)先生は、優しくていろいろ教えてくれるの! そろばんが速くできた日は、「すごいね」って褒めてくれるから、もっと頑張ろうって思う。

(美咲さん)自分のタブレットがあることが嬉しい。ひとりでそろばんの練習ができるからとっても便利なんだ。

(奈月さん)美咲はタブレット学習も活用してます。実は、私はタブレットに偏見があって全然使わせていなかったんです。でも使い始めたら暗算の答えがすぐその場で出るので、「なんて便利なんだろう!」って。答え合わせの親の手間が軽減されていると思います(笑)。
コロナ禍へのいしど式の対応はどの習い事の中でも一番早く、タブレットも導入されたし、オンライン授業も始まりました。実際、そろばんとオンラインの組み合わせって、思った以上に相性がいいんですよね。読み上げやみとり算にも向いていますし。この組み合わせだからこそうまくいった、という部分をこの1年で実感しています。

(奈月さん)そろばんを始めてから我慢強くなり、集中力や自分と戦う気持ちが身に付きました。そろばんは「クラスの中で何番目か」という立ち位置ではなく、「今日は何分でできたか」という、自分との戦いなんですよね。乗り越えられない自分に対する悔しさに泣いて、そして乗り越えるという経験を重ねてきました。それはすごくいい経験だったなと思います。

珠算3級の掛け算のやり方が違うようになってきているから、もっと練習を頑張って3級を受けたいな。次の暗算の試験は…まだできないけど、あとちょっと。(美咲さん)

そろばんを習っていたから、計算が速くなったんだと思う。好きな科目は算数と社会。今の目標は、珠算の初段をとれるようになりたい。(さくらさん)
※インタビュー当時は1級でしたが、現在二段取得しております。

さくらが「そろばんの先生になって、あの赤い大きなそろばんを買いたい!」って言っていました(笑)。
そろばんのことを、いつまでも大好きでいてほしいですね。(奈月さん)

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