子育てと仕事の両立に悩みながらも、「子どもの成長を見守りたい」という思いを胸に歩み続けてきた鳶坂佳代子先生。
福井県出身、小学3年生でそろばんと出会い、一般企業での勤務や家庭生活を経て、教育業界へ転身しました。ご主人が運営する自然学校で子どもたちと触れ合う中で、「自分の武器を持ちたい」と一念発起。ゼロから学び直して立ち上げたのが、大阪・吹田市のトビーそろばん教室です。
生徒一人ひとりの「できた!」を大切にし、自己肯定感や生きる力を育む――そんな鳶坂先生の人柄と指導方針が、多くの親子の心を支えています。悩みや葛藤を乗り越えてきたからこそ語れる“寄り添い”の物語、ぜひご覧ください。
目次
「武器がない自分」からのスタート――開校のきっかけといしど式との出会い
トビーそろばん教室の鳶坂佳代子先生が教室を開いたのは、「自分には何も武器がない」と感じていた時期でした。ご主人からの勧めもありましたが、最終的な決め手は「石戸珠算学園の強力なバックアップ体制」だったと語ります。25年ぶりにそろばんを手に取った時、指が自然に動いた驚きも背中を押しました。
いしど式との出会いも大きな転機です。いしど式は未就学児でも取り組めるカリキュラムや、反復練習を通じて理解力を高める問題構成が特徴。共通の指導用語や、子どもたちの「できる!」を引き出す工夫が詰まっています。開校後も研修や相談体制が充実しており、未経験からでも安心して教室運営に挑める環境が整っていました。
「教室を始めてからも、いしど式のサポートや、先生同士のつながりに何度も救われました。子どもたちの成長を一緒に喜べる仲間がいるのは心強いです。」
子育てと仕事の両立の葛藤――「母」と「先生」の間で揺れた10年
家族との距離、娘との葛藤
教室を開校してからも、子育てと仕事の両立には常に悩みがつきまといました。特に開校6~7年目、末っ子が保育園児だった頃は、毎日お迎えが最後。小学校時代は「かぎっ子」で、寂しい思いをさせていたことにも気づかないまま、日々に追われていました。娘さんが中学2年生の後半から不登校気味になったとき、「こんなことしていたら社会に出られない」「逃げるな」と強い言葉を投げかけてしまったといいます。
「娘の気持ちを思いやる余裕がなく、家族だから大丈夫、うちの子に限って…という変な自信がありました。今思えば、娘の信号を見逃していました。」
「待つ」ことで生まれた変化
本当のきっかけは、中学3年の進路決定の時期。娘さんが初めて本音を語ってくれたのは、母として「今日は辛抱して待とう」と覚悟を決めた日でした。自分が実の母から受けてきた厳しさを無意識に繰り返していたこと、愛情が足りていなかったことに気づきます。義理のお母さんの母性に触れ、「愛情は必要なんだ」と実感したことで、少しずつ娘さんとの距離が縮まりました。
「娘はおばあちゃんには電話で何でも話していました。しばらくおばあちゃん宅に滞在させたことで、少しずつ元気を取り戻してくれました。」
子育ての経験が教室運営に生きる――一人ひとりに寄り添う指導
「人は人。他人と比べない」――子どもを一人の人間として尊重
自身の子育ての経験から、「人は人。他人と比べない」ことの大切さを実感した鳶坂先生。子どもは母親の分身ではなく、一人の人間として自立を応援する応援団になるタイミングを見極めることが大切だと語ります。
「子ども自身の考えを尊重し、見守る。大人目線で決めつけず、子どもの目線に立つことが大切です。」
教室でのエピソード
教室でも、子どもたち一人ひとりの個性やペースに合わせた指導を心がけています。例えば、やんちゃな息子さんの経験から、反発する子も「自分の意見を持って発言できるのは武器」と捉え、認めてあげることを大切にしています。
また、不登校気味だった生徒さんが、そろばん大会への挑戦をきっかけに自信をつけ、学校にも通えるようになったケースも。生徒の変化には、保護者との二人三脚も欠かせません。たとえば、すべての準備を親がしていた子に「今日は自分でやってみよう」と声をかけると、案外できてしまい、親子で驚いたというエピソードも。
「子ども自身が本当は自分できることを取り上げていたことに気づき、親御さんも反省されていました。小さな“できた”を積み重ねることが自信につながります。」
いしど式の強みとトビーそろばん教室の実践――「できる!」を引き出す環境
「億の桁もスラスラ」――そろばんが育む脳力と人間力
いしど式のカリキュラムは、未就学児からでも取り組める工夫が満載。ホップ・ステップ・ジャンプの問題構成や、共通用語による指導、導入プリントや「魔法のテープ」など、難しいことを「難しい」と思わせない仕掛けが随所にあります。
教室では、小学生が億単位の数字をスラスラ読めるようになったり、未就学児が何十分も集中して取り組めるようになるなど、目に見える成長が日常的に起きています。計測タイムになると教室内に響く「珠の音」が、自然と集中力を高める環境を作り出しています。
「1000億の桁がスラスラ計算できる小学生も珍しくありません。数字を見た瞬間に“〇億〇千〇万”と読めるようになります。」
「社会性」 「チャレンジ心」も育てる
いしど式が重視する「6つの力」の中でも、特に「社会性」を実感する場面が多いといいます。遅刻や忘れ物への指導も徹底し、「人として当たり前のこと」を幼少期から身につけることが信頼につながると考えています。
また、競技大会への参加を積極的に促し、「ちょっとできるかも」という感覚と期待感を持たせる声かけで、子どもたちのチャレンジ心や強い気持ちを育てています。
【大阪・吹田市】トビーそろばん教室
- 大阪府吹田市に4教室展開(五月丘校・江坂校・千里丘校・千里山校)
- いしど式のカリキュラムで未就学児から対応。体験レッスンや保護者の見学も歓迎
- 「人間力」「生きる力」を育てる:計算力だけでなく、自己肯定感や社会性、チャレンジ心を養う
- 一人ひとりに寄り添う指導と、保護者も一緒に成長できる教室運営
いしど式では、数や計算が苦手なお子さまから、計算が好きで、どんどん頑張りたいお子さままで、「がんばれさんも、これからさんも、できる子さんも、みんな同じく頑張れる」非常に理解がしやすいメソッドでそろばん学習のサポートをしています。
どんなステージのお子さんも、安心して楽しくそろばんが身に付けられる環境をご用意しています。
「みんなが幸せなら、それでいい」――ママのパートナーとして、未来へのメッセージ
保護者へのアドバイスとエール
鳶坂先生は「学力は平均で十分。好きなことを認めて自己肯定感を育ててほしい」と語ります。子どもの行動や言動に悩んだときは、否定語から入らず「なんでそうしたの?教えて」と聞くこと。子どもの説明を認めてあげることで、次は親の話も聞いてくれるようになるといいます。
「親子で二人三脚で頑張っている方へ。過度な期待は子どもをつぶしてしまうことも。楽しく、一緒に成長できる時間を大切にしてください。」
「お母さんの笑顔は家族の太陽」
仕事や子育てに悩むママたちへは、「家族が笑顔でいられることが一番大切」とエールを送ります。時間と気持ちに余裕を持ち、ほっとする時間を家族で共有することが、子どもの安心ややる気につながると実感しています。
「私自身、仕事に没頭しすぎて家族との時間をおろそかにした時期は、家族もギスギスしていました。お母さんの笑顔が家族の太陽です。」
トビーそろばん教室の魅力
トビーそろばん教室では、計算力や処理能力だけでなく、人間育成も重視しています。子どもたちが自分で考え、自立できるよう「まずは自分でやってみる」ことを促し、上手くいかないときはサポート。保護者の悩み相談も受け付けており、親子一緒に成長できる場を目指しています。
「子どもたちの成長を一緒に楽しみながら育める一員として、そろばん講師も奮闘しています。」
まとめ――悩みながらも一緒に歩む、寄り添いの教室
子育てと仕事の両立に悩んできたからこそ、一人ひとりに寄り添い、保護者のパートナーとして歩み続けるトビーそろばん教室。鳶坂先生の経験と人柄、そしていしど式の教育理念が融合した教室は、子どもたちだけでなく、保護者にとっても安心できる場所です。
「みんなが幸せなら、それでいい」――この言葉を胸に、今日も子どもたちと保護者の“できた!”を応援し続けます。
インタビューを通して
鳶坂先生のリアルな子育ての悩みや、そこから得た気づきが、教室運営や指導に生きていることが伝わってきます。「良いことも悪いことも全て意味がある、今の自分の原点である母には100回ありがとうと伝えたい」と話す先生の穏やかさが印象的でした。
トビーそろばん教室は、子ども一人ひとりの個性と成長を大切にし、保護者と共に歩む“伴走者”であり続けます。子育てや仕事に悩むすべてのママたちへ、ここには「一緒に悩み、歩む仲間」がいます。
※体験レッスンやお問い合わせは、トビーそろばん教室へ!
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いしど式そろばん教室は、全国に広がるネットワークと長年の実績に裏打ちされた独自カリキュラムで、子どもたち一人ひとりの「できた!」を引き出しています。
計算力や集中力はもちろん、自己肯定感や社会性、チャレンジする心まで育めるのがいしど式の魅力。未就学児から小学生まで、どんなお子さまも安心してスタートできる環境が整っています。
各教室では体験入学を随時受付中です。まずは実際の授業や先生の雰囲気を体感してみませんか?お近くのいしど式そろばん教室で、お子さまの新しい可能性を一緒に見つけましょう。
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