
情報確認日:2026年8月21日
この記事の学習内容は、文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編」を確認して作成しています。単元名や学習する順序は、学校や教科書によって異なる場合があります。
小学2年生の算数では、1年生で学んだ数や計算を土台に、より大きな数、たし算・ひき算の筆算、かけ算九九などを学びます。この記事では、小学2年生で扱う主な単元と、つまずきを見つけるポイント、家庭でできるフォローを具体例とともに解説します。
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小学2年生の算数で習う単元一覧
学習指導要領では、小学2年生の算数を「A 数と計算」「B 図形」「C 測定」「D データの活用」の4領域に分けています。主な学習内容は次のとおりです。
A 数と計算
● 10000までの数と位取り
● たし算・ひき算と筆算
● かけ算の意味と九九
● 簡単な分数
B 図形
● 三角形・四角形
● 正方形・長方形・直角三角形
● 箱の形
C 測定
● 長さ(cm・mm・m)
● かさ(L・dL・mL)
● 時こくと時間(日・時・分)
D データの活用
● 身近な数量を分類・整理する
● 簡単な表やグラフに表す
どの単元も、答えを覚えるだけではなく、具体物・図・式を行き来しながら意味を理解することが大切です。なかでも九九は、かけ算を使って数量を捉える最初の段階になります。
小学2年生の算数でつまずきやすい3つの単元

かけ算九九:暗唱だけでなく「いくつ分」を理解する
「6×3」を唱えて答えられても、「1箱に6個入ったお菓子が3箱あります。全部で何個ですか」という文章題で手が止まることがあります。確認したいのは、6×3を「6個のまとまりが3つ分」と捉えられているかどうかです。
家庭では、おはじきやブロックを同じ数ずつ並べ、「3個のまとまりが4つなら3×4」のように、具体物・図・式を結び付けてみましょう。九九は順番に唱えるだけでなく、「7×6」「8×4」のように式をランダムに出したり、逆の順序で唱えたりすると、一つずつ答えを思い出す練習になります。
くり下がりのあるひき算の筆算:位をそろえて手順を確かめる
「83-26」のようなくり下がりのある筆算では、一の位と十の位を混同したり、どの位から10を移したのか分からなくなったりすることがあります。
位ごとにマス目のあるノートを使い、一の位と十の位を縦にそろえましょう。つまずいたときは、10個のまとまりをばらして一の位に移す様子を、数え棒やブロックで確かめると、筆算の手順と数の仕組みを結び付けやすくなります。
長さ・かさ・時こくと時間:単位を生活の中で確かめる
cmとmm、LとdLとmLのように複数の単位が登場します。また、「時こく」は時計が示す時点、「時間」は始まりから終わりまでの長さです。
ものさしで鉛筆の長さを測る、計量カップの目盛りを見る、「3時10分から30分後は何時か」を時計で動かして確かめるなど、実物を使うと単位の意味を捉えやすくなります。換算だけを先に暗記させず、何を測っているのかを一緒に確認しましょう。
小学2年生の算数学習のポイント

「大きな数」は位取りで捉える
「235」を200、30、5に分けたり、位取り表に百の位・十の位・一の位を書き込んだりすると、数の構成を確認できます。「358と385はどちらが大きいか」のような比較も、百の位から順に見ると整理しやすくなります。
数え棒やブロックがあれば、10個で一つのまとまり、10まとまりで100という関係を実際に作ってみましょう。具体物がないときは、数直線に200・250・300を書き込み、250がどこにあるかを確かめる方法もあります。
かけ算は「同じ数ずつ」の場面を見つける
お皿が4枚あり、それぞれに3個ずつみかんがある場面なら、「3個ずつが4皿分」と考えます。絵を描く、丸でまとまりを囲む、たし算で3+3+3+3と表す、かけ算で3×4と表す、という順でつなげると、式の意味を確認できます。
文章題は図に置き換える
文章題では、問題文を読んだ後に「分かっている数」「聞かれていること」を分けて確認します。線分図や丸の絵に置き換えると、たし算・ひき算・かけ算のどれを使う場面かを判断しやすくなります。
家庭でできる3つのフォロー
毎日5分の計算時間をつくる
5分を目安に、その日に学校で習った計算や九九を少しずつ復習します。長時間にこだわらず、無理なく続けられる量に調整してください。間違いが増えたときは量を増やすのではなく、1問ずつ手順を確認します。
間違いを消させない
間違えた式をすぐに消すと、どこで考え違いをしたのか確認しにくくなります。消しゴムで消す代わりに一本線を引いて残し、「位をそろえたか」「くり下がりを書いたか」などを一緒に振り返りましょう。間違いを責めるのではなく、次に確かめるポイントを見つける材料として扱います。
学校の進度に先回りしすぎない
先取りが合う子もいますが、まずは学校で学んでいる単元の意味と手順を確かめることが大切です。九九なら暗唱だけでなく文章題、筆算なら答えだけでなく途中の書き方まで確認し、理解が安定してから次へ進みましょう。
そろばんが2年生の算数学習を支える理由
そろばんでは、珠の位置によって一の位・十の位・百の位を表します。珠を動かしながら計算するため、位取りや数のまとまりを意識して反復練習できる点が特徴です。ただし、学校の筆算や文章題をそのまま置き換えるものではありません。学校の学習と組み合わせ、計算練習の一つとして活用するとよいでしょう。
かけ算の練習では、覚えた九九をそろばんの計算で使う機会があります。いしど式では、学年だけでなく一人ひとりの習熟段階に応じて課題を進めます。始める時期や教室選びについては「そろばんは何歳から始められる?始めどきの目安と教室選びのポイント」もご覧ください。
















