2歳から3歳ごろにかけて、言葉を話し始めた小さな子どもたちの多くが、「ママ」「パパ」「まんま」などの日常的な単語を覚えて使うようになると、次に自然に興味を持つのは「数字」が多いのではないでしょうか。
「いーち」「にーぃ」「さーん」と数える姿はとてもかわいらしいですが、よく聞いていると数字が飛んだり、もどったり、最初から正確に理解できる子はなかなかいません。
この記事では、数字を楽しく身につけるためにいしど式から出版している「たのしい かずのえほん」について紹介します。実際に使用している保護者の声を元に、手に取るきっかけになるヒントがたくさん詰まっています。
目次
- 1 そろばん=数を身につけ、計算へと応用させる最適解。
- 2 『たのしい かずのえほん』とは?子どもの「楽しい」をぎゅっと詰め込んだツール
- 3 数字のスペシャリスト、いしど式の絵本だからこそ。かずや計算を楽しく覚えられる工夫がたくさん!
- 4 数字に興味を示したら、絵本を使った親子のコミュニケーションで楽しくかずを学習しよう!
そろばん=数を身につけ、計算へと応用させる最適解。
いしど式そろばんでは、数感覚を身につけるところから難しい計算まで、そろばんを通して身につけられるよう、段階を踏んだカリキュラムが準備されています。そろばんは、視覚的に数が理解できるだけでなく、自分の指で珠を弾いて増やしたり、減らしたりして量の変化を感じることもできます。
数字に興味が沸く幼少期は、脳が爆発的に成長する時期とも言われています。特に年齢を重ねるにつれどんどん苦手意識を持ちやすい数字は、幼少期に楽しく学び身につく習慣を作りたいものです。
「たのしい かずのえほん」では、そんな思いをぎゅっと詰め込み、親子で楽しみながら数字を
身近に感じてもらえるように、工夫を凝らしています。
『たのしい かずのえほん』とは?子どもの「楽しい」をぎゅっと詰め込んだツール
まずは1-10までの数字を身につけることから数字の計算は始まりますが、では1-10はどのように子どもと学習していますか?毎日1-10までくり返し、何度も口にしてみるなどが多いでしょうか。
数字を身につけるために大切なことは、「数量」と「数詞」「数字」が一致することです。
その3つを自然に結び付けるための工夫を、実際のママの声と一緒に解説します。
ー数字の「量」の感覚を身につけた絵本。コミュニケーションのツールとしてクイズの要領で吸収を円滑に
息子はいま2歳半ですが、2歳になったころから数字に興味を持ち2歳の「2」を見かけると反応をするようになったので、こちらのかずの絵本を見せてみました。
イラストもかわいく、今では1〜10も数えられるようになり、絵本の中で「動物さん何匹いるかな?」と声をかけると指をさして数えて答えられるようになりました。
日常生活の中でも「〇個あるね!」など数の感覚が身についてきたり、「たくさん」や「少し」などと言った量を表す言葉も理解してきたように感じます。
子どもが自ら数字に触れて覚えていく姿を見て、楽しみながら学ぶことの吸収力の大きさを感じます。クイズを出しあったりして、親子のコミュニケーションにも最適な絵本です。
ーケンカのない「半分こ」が自分たちでできるように!かわいいキャラクターがお気に入りでついつい手に取りたくなる絵本
5歳になる年中の娘が自ら本棚からこの絵本を取り、指でなぞったり数を数えたりしています。
キャラクターが可愛いと、とても気に入っており、2歳半の下の子とも一緒になって数に触れています。そのおかげで下の子も1から10まではお姉ちゃんと数えられるようになりました。
自然と数が身につく力が絵本の中に入っており、姉妹の会話の中でも「多い、少ない」などの数の概念を話すようになったと思います。
お菓子の分けっこでも、「一人何個ずつね。」などと二人で数を確認しながらケンカのないように、平等に分けっこしています。
日常の「数量」に触れるきっかけになる
子どもは、自然に数に興味を持ち始めます。大人が、教えこむ必要はありませんが、数に興味をもつための環境は必要です。
絵本に登場する動物の数を数えたり、数字を読んだりするのは、言葉を覚えることと同じように、自然に身に着けていきます。鉛筆を持たせて、文字を教えようとしなくても、子どもは、自然に絵本に出てくる数字を指でなぞって形を覚えていきます。
それによって、「たくさん」「すこし」「おおきい」「ちいさい」など、感覚的に把握することができるようになり、日常生活の中でも、おやつを数えたり、分けたりするようになります。
また、「いくつ食べた」からは、「増えた」「減った」などの、のちに四則演算に繋がる基礎を築くこともできるようになっています。
日常の中にある数を、具体的なものを通して学びます。
ーかずを覚えたら日常生活の「数字の約束」もきちんと理解できるように
息子が2歳の時に初めてこちらの絵本と出会いました。
その当時は、1〜10までの数字を読むこともできていたので、自分の知っている数字が出てくるのを楽しそうに読んでいましたが、3歳になった今は、数字を読むだけではなくなぞって楽しむようになりました。
書き順なども書いてあるので、息子だけでも理解してなぞることができます。
数字の数だけ動物やりんごの数などが変わるので、イラストを数えるなどさまざまな視点からの読み方ができるので、息子も飽きずに絵本に集中することができています。
日常生活でも「あと◯回やったらおしまい」「◯個おやつを食べる」など、数字を使った約束も最近できるようになり、
小さい頃から数字に触れさせてあげることの大切さも実感しています。
約束に数はつきもの。数字の理解で相互の認識もスムーズに
興味の幅が広がる2〜3歳のときは、楽しいことほどいつまでも夢中になってできてしまいます。おいしいごはんはたくさん食べたいし、大好きなアニメはたくさん見たい。
でも、お風呂の時間や、公園の遊具の順番待ちなど、「あといくつ」と具体的に数字で約束できるようになると、目に見えない待ち時間や残りのかずなど、不安な気持ちやイライラを具体的にすることができ、感情のコントロールがしやすくなるという研究もあります。
早くから数字が理解できていることで、お互いに「どのくらいかわからない」ことから始まるイライラや不安を和らげることができるかもしれません。
ーたくさんの動物に「あーん」してあげる!いつの間にか数字だけでなく動物の名前もたくさん覚えていた
息子はもうすぐ3歳になりますが、かずの絵本に初めて触れたのは2歳半の頃でした。
その頃ちょうど、お風呂の時間に数を数える遊びを覚え始め、街中や家の中にある数字を見つけると「2だね!」「6があるよ!」と教えてくれるようになりました。
数字を数えることが楽しいと感じた息子は、その頃から自分で「数の絵本」を複数の絵本の中から選んで持ってくるようになりました。
絵本に登場するしろっくまくんを「くまさん」と呼び、「くまさんにリンゴを2つ、あーんするね!」など話すようになり、絵本に登場するキャラクターのことも大好きになったようです。
この絵本には、たくさんの動物が登場するので、動物の名称もたくさん覚えました。他の絵本やTVを見て、動物の名前を言えるようになりました。
無理やり学ばせるのではなく、絵本を通してこんなに楽しく、自然と数字が身につくものなんだと感動しました。
コミュニケーションや周りへの興味が活発になり出すこの時期に、「かずの絵本」に出会えてよかったと心から思います。
絵本を通して行う親子のコミュニケーション、メリットは多岐に渡る
子どもをひざに乗せて一緒に絵本を読むことは、親子間の絆を強化することはもちろん、さまざまなメリットがあります。
- ・安心感を得られる
子どもは親の声を聞きながら絵本の世界に入り込むことで、安心感を得ることができます。
- ・集中力を養う
読み聞かせは興味や注意をひきつけ、集中力を高めます。
- ・想像力や語彙力が育つ
登場人物の気持ちを考えたりすることで、相手の気持ちを想像できるようになります。また、新しい言葉に触れることで、語彙力が育ちます。
初めて出会った動物や、好きな食べ物など、親子で会話をしながらごっこ遊びをしたり、
クイズをしたり、コミュニケーションを通して、楽しみながら安心して新しいことにチャレンジできる、大切な時間になります。
ー兄弟で勉強する時間のきっかけに!末っ子お姉さんが兄3人を先導してくれる
子どもはいしど式に通っているわけではないのですが、ご縁でこちらの絵本に出会いました。
小6、小3、年長、年中と4人の子どもを育てておりますが、年中さんが今夢中になって触っています。
数字は、読めるけど書けない。なので、一生懸命なぞり書きをしています。
絵本を読み始めた頃は書き順もバラバラだったし、形も空中分解していたのですが、だんだんとそれらしい形にかけるようになってきています。
また、末っ子が一生懸命になぞり書き練習をしていると、お兄ちゃんたちの刺激になるのか、すぐゲームだったのが一緒に宿題を始めたり、絵本を一緒に読んでくれるようになってきました。
もちろん「私はお勉強してるのに、お兄ちゃんたちはやらないの?」と促されてですが笑
絵本という楽しい形が、勉強をしようという雰囲気づくりの中心になってくれているので、いいサイクルだなと感じています。
勉強や仕事などの集中力が必要な活動は、周囲の影響を受けやすい
人はもともと、他人の行動を見たときに自分自身も同じ行動をしたかのように脳内の細胞が活発化する「ミラーニューロン」というものがあり、人が勉強している姿を見ることで、自分も勉強したくなるという現象が起こるという研究があります。
集中力や生産性も同じく影響を受けるとされていて、集中している人のそばだと、自分自身の集中力も上がる可能性があるという研究結果もあります。
数字のスペシャリスト、いしど式の絵本だからこそ。かずや計算を楽しく覚えられる工夫がたくさん!
絵本の中では、登場人物を数えることで「数量」を理解できるようになっているほか、指でなぞる大きな数字もついており、「数詞」と「数字」がしっかり反復練習できるようになっています。
また、絵本に登場するしろっくまくんたちが、持っているりんごを食べたかずを数えることによって、日常にあるかずの増減から、たし算やひき算の準備をすることもできるようになっています。
もちろん、数字の横にはそろばんの珠の画を掲載。ページをめくるごとに、珠が一つずつ動きこちらでもかずを視覚的に理解できるようになっています。
数字に興味を示したら、絵本を使った親子のコミュニケーションで楽しくかずを学習しよう!
近年、AIの急速な発展などにより、STEAMと呼ばれる理数系の教育が注目されています。学習過程でつまづく子どもも多い算数ですが、興味があるものは楽しんでどんどん吸収してくれるのも、2~3歳の子どもの特徴です。
親子でたくさんの遊びを通していろいろなことを身につける年齢だからこそ。絵本という欠かせないツールで「数字っておもしろい」「知るって楽しい」を身につけてあげてはいかがでしょうか。
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