教育・子育て

2026/02/24

算数問題集の選び方:買う前に知っておきたい3つの基準と効果的な使い方

子どもの算数力を伸ばしたいと思い、書店で問題集を手に取ったものの、「どれを選べばいいのか分からない」と悩んだ経験はありませんか?算数の問題集は種類が豊富で、レベルも内容もさまざま。表紙の魅力的なキャッチコピーに惹かれて購入したものの、実際には子どもに合わず、結局使わなくなってしまった……という声も少なくありません。

実は、問題集選びで重要なのは「目的・レベル・解説」の3つをしっかり見極めること。そして、選んだ問題集を「どう使うか」で、学習効果は大きく変わってきます。この記事では、算数問題集を選ぶ際の具体的な基準と、効果を最大化する活用法をご紹介します。

 

算数問題集の「正しい選び方」3つの基準

問題集選びでは「目的・レベル・解説」をそろえると、無理なく続けやすくなります。表紙のキャッチコピーだけでなく、中身を開いて「実際に解くイメージ」が持てるかを確認することが大切です。

 

基準1:レベルは「8割解ける」難易度を選ぶ

問題集を選ぶ際、最も重要なのが難易度です。今の力で「少し考えれば8割前後解ける」レベルを選ぶと、達成感を得ながらステップアップしやすいとされています。

ほとんど解けない問題集は自信を失いやすく、問題がわからず集中が切れてしまったり、逆に簡単すぎる問題集は学習効果が頭打ちになりがちです。書店で問題集を選ぶ際は、お子さんに数問試しに解いてもらい、「ちょっと難しいけど、頑張れば解けそう」と感じるレベルを基準にしましょう。

特に、学校の授業についていくのが精一杯というお子さんには、教科書レベルの基礎問題が中心の問題集がおすすめです。一方、学校の内容が物足りないと感じているお子さんには、応用問題や思考力を問う問題が多い発展レベルの問題集が適しています。

 

基準2:解説が「子ども目線で丁寧」であるか

問題集の良し悪しを決める大きなポイントが「解説の質」です。図や表、途中式を使って「なぜそう考えるか」が書かれている問題集は、子どもが一人でも理解しやすくなります。

答えだけでなく「ポイント」「よくあるミス」などが明示されていると、親が教えるときの負担も減ります。特に、文章題や図形問題など、考え方のプロセスが重要な単元では、解説の丁寧さが理解度を左右します。

問題集を選ぶ際は、解答ページをチェックし、お子さんが読んで理解できる言葉で書かれているか、視覚的に分かりやすいレイアウトになっているかを確認しましょう。中には、別冊の解答解説が充実している問題集もあり、保護者の方が教える際の参考書としても活用できます。

 

基準3:「続けやすい」レイアウトとサイズか

どんなに内容が良くても、続けられなければ意味がありません。1ページの問題量や余白、文字の大きさが子どもの年齢に合っていると、心理的なハードルが下がり、毎日取り組みやすくなります。

特に低学年のお子さんには、余白が多く、イラストや図が豊富な問題集が向いています。ページがぎっしり詰まっていると「やりたくない」という気持ちになり、集中力が切れやすくなるため、見た目の印象も大切です。

また、持ち運びやすいサイズや、単元ごとに区切られた構成の問題集は、家庭学習や塾の復習用としても使い回しやすいです。「1日1ページ」など、明確な目標を立てやすい構成になっている問題集は、学習習慣の定着にも効果的です。

 

算数の問題集を選ぶ際は目的別に考えることも重要

問題集は、お子さんの学習目的に合わせて選ぶことで、より高い効果が期待できます。「基礎固めをしたいのか」「応用力をつけたいのか」によって、適した問題集のタイプは大きく異なります。

 

目的が基礎定着と反復練習の場合

学校の授業内容をしっかり定着させたい、計算力を高めたいという場合は、教科書準拠や計算中心の問題集が向いています。教科書準拠の問題集は、学校内容の復習や計算スピードの底上げに効果的です。

1ページあたりの問題数が適度で、同じタイプの問題を何度も解ける構成だと、苦手単元の基礎固めに効果的です。特に、計算ミスが多いお子さんや、基本的な解き方が定着していないお子さんには、シンプルな反復練習型の問題集がおすすめです。

毎日コツコツ続けることで、計算の正確性とスピードが向上し、算数に対する苦手意識も軽減されていきます。

 

目的が思考力・応用力アップの場合

中学受験を視野に入れている、または学校の内容では物足りないというお子さんには、応用・発展レベルの問題集が適しています。文章題や図形、場合の数など「考えさせる問題」が多く、入試対策や上位校志望の子に向いています。

1問あたりの解説が長めで考え方のプロセスや別解まで載っているタイプは、思考力を鍛えたいときに有効です。こうした問題集は、答えを出すことよりも「どう考えるか」を重視しているため、じっくり集中して取り組む時間を確保することが大切です。

また、複数の解法が紹介されている問題集は、柔軟な思考力を養うのに役立ちます。ただし、難易度が高すぎると挫折の原因になるため、お子さんの現在の学力とのバランスを見ながら選びましょう。

 

問題集の効果を最大化する「シンプルな活用習慣」

同じ問題集でも、「どう使うか」で身につき方が大きく変わります。完璧に行うよりも解いたあとに振り返りと復習のサイクルを作ることが重要です。

 

習慣1:完璧でなくても「一冊を早く終わらせる」

問題集は、最初から完璧に解こうとする必要はありません。最初は7〜8割の正答でもよいので、一冊を通して解き切ると「できた」という成功体験と全体像の理解が得られます。

1問にこだわりすぎて止まるより、「一周目は通読・二周目で弱点補強」と割り切る方がトータルの定着は上がりやすいです。特に、学習習慣がまだ定着していないお子さんには、「最後まで終わらせる」という経験が自信につながります。

一冊終わらせた達成感は、次の問題集への意欲にもつながります。完璧を目指して途中で挫折するよりも、まずは全体を一通り経験することを優先しましょう。

 

習慣2:親は「どこでつまずいたか」に注目する

丸つけは、単に正誤を確認するだけの作業ではありません。丸つけでは「正誤」だけでなく、計算ミス・式の立て方・文章読解など、つまずきの種類をメモしておくと対策が立てやすくなります。

子どもを責めるのではなく、「どの考え方で止まったか」を一緒に言語化すると、次に同じタイプの問題に出会ったときに思い出しやすくなります。たとえば、「かけ算の順番が逆になっていた」「問題文の『残り』という言葉を見落としていた」など、具体的に記録しておくことで、効果的な復習ができます。

また、つまずきパターンが見えてくると、お子さん自身も「自分はこういうミスをしやすい」と自覚できるようになり、注意力も高まります。

 

習慣3:間違えた問題は「間隔を空けて再チャレンジ」

間違えた問題をすぐ解き直しをするだけでなく、数日〜1週間ほど間隔を空けて再挑戦すると、記憶が長期的に定着しやすいことが学習研究でも知られています。

間違えた問題にチェックをつけて「復習リスト」を作り、2周目・3周目ではそのページを優先的に解くと、問題集一冊の効果を最大限に引き出せます。「できなかった問題ができるようになる」という経験は、お子さんの自己肯定感を高め、学習意欲の向上にもつながります。

復習のタイミングは、「解いた直後」「翌日」「1週間後」「1ヶ月後」と段階的に間隔を広げていくと、効率的に記憶が定着します。

 

学習効果をさらに高める「そろばん」の役割

問題集での学習効果をより高めるには、勉強に対する集中力や計算力といった「土台となる力」を育てることも重要です。その土台作りとして、近年再び注目を集めているのが「そろばん」です。

そろばんは、計算力・集中力・記憶力・情報処理能力など、算数の学習に必要な複数の能力を同時に鍛えることができます。「いしど式そろばん」は、全国に教室を展開し、幼児から始められるカリキュラムが特徴です。楽しみながら学ぶ仕組みを大切にしており、オンライン・タブレットでの学習にも対応しているため、通学が難しいご家庭でも続けやすい環境が整っています。

問題集での学習とそろばんを組み合わせることで、「考える力」と「計算する力」の両方をバランスよく伸ばすことができます。いしど式そろばんでは全国の教室で無料体験を実施しています。算数の力を総合的に伸ばす環境づくりとして、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

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