教育・子育て

2025/12/10

小学1年生の算数で習う単元は?よくあるつまずきや学習のポイントを解説します

小学1年生の算数は、これからの算数学習の土台となる重要な時期です。この記事では、小学1年生で学ぶ単元の全体像から、よくあるつまずきポイント、そして家庭でできる学習サポートの方法まで詳しく解説します。お子さんの算数学習をサポートしたい保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

 

小学1年生の算数で習う単元一覧

学習指導要領では、小学1年生の算数は大きく4つの領域に分けられています。それぞれの領域で学ぶ主な内容を見ていきましょう。

 

A 数と計算

  • 数の数え方・数の順序
  • 10のまとまりと2けたの数
  • たし算
  • ひき算
  • くり上がり・くり下がりの計算

 

B 図形

  • 基本的な図形の特徴
  • 図形の構成と分解
  • 位置と方向

 

C 測定

  • 長さ・広さ・かさの比べ方
  • 時刻の読み取り

 

D データの活用

  • 絵・図を用いたデータ整理

 

これらの単元は相互に関連しており、順序立てて学ぶことで算数の基礎力が身についていきます。

 

小学1年生が算数でつまずきやすいポイント

小学1年生の算数学習では、多くの子どもが同じようなところでつまずきます。早めに気づいてサポートすることで、算数嫌いを防ぐことができます。

 

よくあるつまずき①「数の概念があいまい」

数字は書けるけれど、その数字が表す量を理解できていないケースがあります。例えば「5」という数字は書けても、実際に5個のものを見たときに「これが5だ」という認識が弱い状態です。

数の概念をしっかりと認識できないと、計算問題は解けても文章題になると途端にわからなくなったり、2年生以降の学習でもつまずく原因になります。数の概念の理解には、認知能力の発達が必要で、個人差もあることを理解しておきましょう。

 

よくあるつまずき②「くり上がり・くり下がり」

くり上がり・くり下がりは、小学1年生が最もつまずきやすいポイントの一つです。「8+5」のような計算で、なぜ10のまとまりを作る必要があるのか理解できず、指を使って数えるだけになってしまうケースが多く見られます。

この背景には「10のまとまり」という概念を意識できていないことがあります。10進法の仕組みを体感的に理解していないと、くり上がり・くり下がりは単なる暗記になってしまい、応用が利かなくなります。

 

よくあるつまずき③「文章題の読解」

「りんごが3こあります。2こもらいました。ぜんぶでなんこですか?」といった文章題で、何を聞かれているのか、どの計算をすればいいのかわからなくなる子どもは少なくありません。

問題文の意味を捉えられず、場面をイメージできていないことが原因です。この場合、いきなり文章題に取り組むのではなく、絵や図を使って状況を視覚的に理解することから始める必要があります。文字だけで理解するのは1年生にはまだ難しいため、段階を踏んだアプローチが大切です。

 

小学1年生の算数学習のポイント

つまずきを防ぎ、算数を楽しく学ぶためには、家庭でのサポートが効果的です。ここでは、小学1年生の発達段階に合った学習のポイントをご紹介します。

 

「数」を”体験”で理解させる

抽象的な数の概念を理解するには、具体物を使った体験が欠かせません。おはじき、ブロック、ビーズなどの具体物を使って、実際に数を数えたり、グループ分けしたりする活動を通じて、視覚的・触覚的に数の概念に触れることが重要です。

例えば「5」という数字を教えるときも、5個のおはじきを並べて「これが5だよ」と見せることで、数字と量が結びつきます。このような体験的な理解があることで、2年生以降の算数学習の基礎がしっかりと作られます。

 

計算の基礎を理解する

小学1年生で習うたし算・ひき算は、2年生以降のかけ算・わり算、そして高学年の分数・小数計算の基礎になる部分です。答えを出すことだけに焦点を当てるのではなく、「なぜその答えになるのか」を言葉や絵で説明できることが大切です。

例えば「3+2」であれば、「3個のあめに2個のあめを合わせたら、全部で5個になった」というように、計算の意味を言葉で説明する練習をしましょう。根本的な計算の仕組みを理解することで、応用力が身につきます。

 

生活の中で数を使う場面を増やす

算数は教科書やドリルの中だけのものではありません。日常生活の中で数に触れる機会を意識的に増やすことで、自然に数の感覚が身につき、学習内容も定着しやすくなります。

例えば、階段を上りながら一緒に数を数える、おやつを分けるときに「1人3個ずつだね」と声をかける、お買い物で「100円で買えるかな?」と考えさせるなど、遊びや日常の中に算数を取り入れてみましょう。こうした経験の積み重ねが、算数への親しみと自信につながります。

 

そろばんで計算力を鍛えてみませんか?

小学1年生の算数学習において、そろばんは非常に効果的なツールです。そろばんは、珠を動かすことで数を視覚的に学べるため、抽象的な数の概念を具体的に理解するのに適しています。

特に「10のまとまり」の概念や、くり上がり・くり下がりの仕組みを体感的に学べる点が大きなメリットです。指先を使うことで脳の発達にも良い影響があり、集中力や忍耐力も自然と身につきます。

いしど式そろばん教室では、一人ひとりの理解度に合わせた指導で、楽しみながら確実に計算力を伸ばすことができます。幼児から始められる独自のカリキュラムで、算数の基礎をしっかり固めませんか?まずは無料体験レッスンで、そろばんの魅力を体感してみてください。

 

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