教育・子育て

2022/09/06

[保存版]妊娠中に食べてはいけない食べ物5選!

妊娠するとお腹の赤ちゃんのことを考えて、毎日の食事に気をつけなければなりません。妊娠中には食べてはいけないと一般的に言われている食べ物と食べたほうがよいものとがあります。

お腹に赤ちゃんがいると、女性の体は大きく変わります。栄養面に関しては、へその緒でつながっているお母さんと赤ちゃんは一心同体。次のようなことに留意して、毎日の食事に気を配りたいものです。

・お母さんの栄養が赤ちゃんに届く
・赤ちゃんの発育に重要な栄養素がある
・妊娠中に少なくなる栄養素がある
・妊娠中は体重管理が重要

妊娠中に食べてはいけない食べ物5つ

妊娠中は避けたほうがいいもの、過剰摂取にならないよう気をつけたいものがいくつかあります。
◎ビタミンAの過剰摂取になるもの
理由:ビタミンAは不足すると胎児の成長によくない影響を及ぼします。他方、動物性ビタミンA(レチノール)は過剰摂取すると胎児に口蓋裂や水頭症が発生する危険性が高まるといわれています。特に注意すべきは妊娠初期で、摂取量に注意が必要です。
含まれている食品:レバー、うなぎなど

◎水銀を含んでいるもの
理由:メチル水銀は摂取しても体外に排出されるので通常は問題ありません。ただし、胎児にはまだその機能が備わっていないので、水銀が体内に蓄積し、神経障害などを起こす危険性があります。メチル水銀は、食物連鎖でいろいろな魚を食べることになる大型の魚類に多く含まれています。妊娠初期の摂取に注意が必要です。
含まれている食品:マグロ、カジキ、金目鯛など

◎食中毒を起こす可能性があるもの
理由:食中毒は妊婦の体調を著しく悪化させ、赤ちゃんの状態も悪くしますから、危険性の高い生もの類は妊娠中は控えます。食中毒には次のようなものがあります。

・トキソプラズマ
胎児が感染すると流産・死産のリスクが高くなったり、水頭症を発症するケースもあります。一度感染していれば二度とかかりませんが、妊婦が初めてかかった場合は50%の確率で赤ちゃんにも感染します。
含まれている食品:生ハム、生肉など

・サルモネラ菌
胎児は感染しませんが、妊婦に激しい下痢などが起こるので、流産・早産のリスクが出てきます。
含まれている食品:生卵、生肉、乳製品など

・リステリア菌
食中毒を引き起こします。
含まれている食品:生ハム、ナチュラルチーズ、乳製品、スモークサーモンなど

◎カロリーが高いもの、塩分が多いもの
理由:妊娠中の体重増加はプラス8~10kが理想とされています。体重が増え過ぎると、赤ちゃんに栄養がいかなかったり、お産が重くなる傾向があります。また、塩分を取り過ぎると高血圧など妊娠中毒症を引き起こすことがあります。塩分はほとんどの加工品に使われているので注意が必要です。

◎スパイス類
理由:スパイス類の中には、子宮収縮を促して流産・早産リスクを高めてしまうものがあります。
カレールーなどに配合されている程度であれば問題ありません。
含まれている食品:ターメリックシナモン、ナツメグ、パセリ、タイム、セージなど

妊娠中にぜひ食べたい食べ物5つ

妊娠中にぜひ摂取しておきたい食べ物もあります。
◎葉酸
理由:胎児の神経管閉鎖障害を予防できるとして、2000年から国が一日400μg以上の摂取を推奨しています。
含まれている食品:レバー、枝豆、ほうれんそうなど

◎鉄分(ヘム鉄)
理由:鉄は血液中のヘモグロビンに含まれて全身に酸素を運んでいます。妊娠中は胎児の分の血液も必要で妊婦は貧血気味になるため、補給が必要です。
含まれている食品:赤身の肉、豚肉など

◎ヨウ素
理由:ヨード欠乏症にると流産や胎児にクレチン症(甲状腺機能障害)を引き起こす可能性があります。ただし、過剰摂取は禁物です。厚生労働省による推奨摂取量は、一日あたり2.2mgです。
含まれている食品:わかめ、ところてんなど

まとめ

妊娠中は控えたい食材でも過剰摂取にならなければ問題ないものも多く、反対に、妊娠中に摂ったほうがよいとされる食材でも摂り過ぎれば害になることもあります。いろいろなものをバランスよく食べることが大事です。

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