そろばん学習

2023/12/28

中学受験に今からでも間に合う!そろばんで身に付く力をフル活用でしっかり対策できる

これから中学受験を検討している、またはすでに中学受験の準備に入っている保護者の方や学生のみなさんの中には、「できるだけ中学受験に役立つ能力を身に付けたい」と考えている方も多いですよね。

中学受験で求められるのは、勉強の能力である「基礎学力」です。ただし、基礎学力を身に付けるためには忍耐強く学習を続ける力や、効率よく学習内容を身に付けられる力が求められます。

 

今回の記事では、中学受験で必要な基礎学力だけでなく、これから人として生きていくうえでも大切になる能力にもつながる、そろばんで得られる能力について解説します。

 

中学受験で必要な「力」とは?

中学受験に必要な「力」とは、以下の『基礎学力』と自学自習にもつながる『非認知能力』です。

 

 

・基礎学力

 

基礎学力とは、国語・算数・社会・理科の4科目の基本的な知識や技能のことです。中学受験では、4科目の内容の理解と応用できる能力が求められます。

 

 

・非認知能力

 

非認知能力とは、協調性や意欲、自制心や自己肯定感といった数値では測りにくい能力のことです。

中学受験では、自分で学びたいことを見つけ、学習計画を立て、実行し、振り返ることができる意欲や計画性といった力が求められます。それによって、学校の授業や塾の指導だけではなく、自分で学習教材を選んだり、復習したり、苦手なところを克服したりする必要があるためです。自学自習に直結する非認知能力が高いほど、意欲的に、かつ効率的に学習できるようになります。

 

基礎学力や自学自習に必要な非認知能力を身に付けるためには、低学年から学習習慣をつけることが大切です。毎日コツコツと勉強することで、基礎学力を高めるとともに、自分から学ぶ姿勢や習慣を育めます。さらに本を読んだり、五感を使って学んだりすることで、読解力や思考力などの知的スキルも向上させることができるでしょう。

 

中学受験に必要な「力」は、一朝一夕には身に付きません。長期的な視点で、自分の目標に向かって努力することが大切です。

 

試験問題を解くうえで必要な「基礎学力」とは?

一般的に「基礎学力」というと「読み」「書き」「計算」が出てきますが、試験問題を解くうえでは、以下の3つの力が必要です。

 

 

・計算力

素早く正確に計算する力である計算力は、計算ミスを防ぎ、時間を節約するために必要です。毎日基本的な計算問題を繰り返し解くことで、効果的に計算力を養えます。

 

 

 

・立式力

 

問題文のキーワードを読み解き、適切な方程式や不等式を作る力です。立式力が高いと、問題の本質を見抜き、解法の方針を立てやすくなります。立式力を養うには、さまざまなタイプの問題に挑戦し、解答の過程を理解することが有効です。

 

 

・解釈力

 

問題文をグラフや図に描き、視覚的に捉える力です。解釈力が高いと、問題の条件や関係性を明確にし、直感的に解答に近づけるようになります。問題文を読んだらまず図やグラフに起こす習慣をつけることが、解釈力を身に付ける方法としておすすめです。

 

受験という目標に向かって進む原動力の「非認知能力」とは?

中学受験の準備を効率よく進めるうえで基礎学力とともに鍛えたい非認知能力は、以下の3つです。

 

 

・集中力

 

集中力が高いと、学習の効率や効果が上がります。逆に集中力が低いと、いろいろなことに気を取られてしまうなど学習の時間や内容が無駄になってしまうことがあります。

 

 

・忍耐力

 

忍耐力とは、目標に向かって努力し続ける力のことです。忍耐力があると、学習の計画や目標を立てて、それに沿って学習したり、学習の進捗や成果を定期的にチェックして、必要に応じて修正したり、できないことやわからないことがあっても、諦めずに工夫して解決することができます。

 

 

・記憶力

 

記憶力とは、学んだことを脳に保存し、必要なときに思い出す力のことです。記憶力が低いと、学習したことを忘れてしまったり、学習の目標や進捗を把握できなかったり、学習の効果を測定できなかったりする可能性があります。

 

基礎学力にも自主学習の力にもメリットがあるそろばん

もともと計算ツールとして用いるそろばんは、計算力の向上に効果があります。ほかにも、記憶力、集中力、判断力、創造力、忍耐力、処理能力といった能力が身に付けられるのも、そろばんのメリットです。

 

そろばんで身に付くたくさんの力を詳しく知る!:そろばんの魅力、再発見!

 

そろばん教室に通う子どもたちからも、日常生活でも計算の場面を楽しめる、緊張感が体験できる、大きな目標を持って取り組める、目標が達成できた成功体験を経験できるといった、さまざまな楽しい経験をしたとの声が上がっています。

実際「いしど式」でそろばん学習をし、有名進学校や大学に進んだ生徒とその保護者にアンケートを取りました。アンケートの結果をふまえて、受験に必要な基礎学力や非認知能力が身に付くポイントを解説します。

 

アンケートに答えてくれた卒業生の学歴

アンケートには石戸珠算学園卒業生20名(高校生7名・大学(院)~社会人13名)とその保護者10名に回答してもらいました。回答者は有段者13名、1~3級7名と主に大会出場経験者、さらに社会人の最終学歴は国立大学や有名私立大学、高校生は平均偏差値69の進学校通学者を選出しています。

 

1:計算力とそろばん

アンケートの回答方法は1(全く思わない)~10(とてもそう思う)の10段階です。

 

計算に関する質問では、以下のような結果となりました。

卒業生 保護者
計算力は今でも人よりも自信がある 8.8 8.5
小学校では、他の教科と比較して算数が得意だった 9.4 8.3
小学校では、他の教科と比較して算数が好きだった。 9.1 7.2
中学、高校では他の教科と比較して数学が得意だった 6.8 —-
中学、高校では、他の教科と比較して数学が好きだった。 7.1 —-
中学、高校では理数系の教科が得意だった。 6.8 —-
基礎的な計算力は、算数、数学の武器になると思う。 9.8 —-
計算力が勉強以外の場面でも役に立った。 9.5 —-

 

計算力に関しての質問の平均は、卒業生8.4、保護者8.0の結果となりました。

 

「算数嫌いが9割」と言われる日本において、非常に高い点数として表れていることが、特徴的です。そろばんによって「できる」から「好き」となり、自信を持っていることがわかります。

また、親が感じるよりも本人のほうが計算力に自信や優位性を持っていることが分かりました。

実際に算数が得意だったり、算数自体を好きだったりする生徒も多くなっています。また、小さいころに身に付けた計算力への自信は中学高校に進学しても継続し、他の教科よりも数学を好きな教科として取り組める生徒が多い傾向にあります。

 

社会人の回答者からは、大人になっても幼少期に身に付けた基礎的計算力は算数、数学と年を重ねても武器になる、計算力以外にも大いに役立つと感じていると分かります。保護者も同じく子どもの小学校での様子を、算数が好き、得意として取り組んでいると感じられています。

 

計算力だけじゃない!得た自信は学力全体にも影響

そろばんで身に付けたその他の学力についての質問では、以下のような回答になりました。

 

卒業生 保護者
学校での勉強は比較的好きなほうだ。 7.5 8.3
基礎的な計算力は、算数、数学以外でも役に立つと思う 9.4 9.2
そろばんの学習は受験にも役に立ったと思う 8.7 8.8

 

そろばんで計算力を身に付けたという自信は勉強全体への意欲にも影響を与えており、学校での勉強は比較的好きと答える割合が多めでした。また、そろばん学習を通して得たさまざまな経験や能力が、受験そのものにも役に立ったと感じている割合も高い結果となっています。

 

卒業生のみならず、保護者も同様の評価をあげているのは、保護者としても不安の多い受験を安心して見守れる、生徒自身へ余裕をもって応援できることで生徒自身の受験への不安解消につながっているのではと考えられます。

 

2:非認知能力とそろばん

非認知能力についての質問への結果は以下の通りとなりました。

卒業生 保護者
そろばんで得た集中力は学力に影響したと思う 8.7 8.8
そろばんで得た記憶力は学力に影響したと思う 8.5 8.4
そろばんで得た処理能力は、学習速度を上げられたと思う 8.5 8.4

 

試験勉強を進める中で、そろばん学習で身に付く集中力と記憶力が影響したと答えている回答者が多くいました。また処理能力によって学習速度の向上も実感しており、限られた時間で効率的に学習を進める受験勉強に処理能力が良い影響があったとも考えられます。

 

日常生活でも感じられる力

日常生活で感じられる非認知能力に関する質問への結果は、以下の通りとなりました。

卒業生 保護者
コツコツと努力を重ねる勤勉性が身に付いた。 8.4 8.4
最後まであきらめない粘り強さが身に付いた。 8.7 8.5
目標達成に向けて意欲を高めて行動することができるようになった。 8.3 8.3
なまけ心を戒める自制心を養えた 7.3 8.2
年齢や環境が違う人とも仲良くできる協調性が身に付いた 7.9 8.3
素早く決断する判断力が身に付いた 7.0 8.7
重要な場面でも、緊張せず落ち着いて力を発揮できるようになった 7.0 8.5
試験など、本番に強いほうだと思う 6.9 8.3

 

いしど式で身に付くのは、計算力などの基礎学力や集中力、記憶力などの学力に紐づく能力だけではありません。いしど式では「自律」と「自立」を理念として掲げ、努力を重ねる力や諦めない気持ちなど、将来一人前に生きていくために必要な力も育てることを目標としています。

回答結果からは、社会生活を営む上で自分自身をしっかり制御する「自律」に関する力や、自分自身で判断し行動に起こすことができる「自立」に関する力も、どちらもしっかり自認していることが分かりました。全体的な数値として保護者のほうが高い結果となりましたが、卒業生本人に謙遜の意思が働いていると考えられます。

 

やってみて実感!そろばんはあらゆる面でおすすめ

いしど式のそろばんに対して高い満足度を持っている方が多い結果となりました。

 

以下、実際の卒業生や保護者の意見をまとめました。

<計算力について>

卒業生

・計算が早いと試験のときに時間を取られないから余裕をもてた

・確率の計算

・単純な計算ミスが減る

・算数や数学への抵抗は全くなく、その影響で理系に進みました。

・小学校の算数では複雑な計算は無く、計算の速さと正確性で有利 でした。

・中学校になると、単純な計算ができ、さらにそれを使って問題を解かなくてはいけなかったため、特に集中力と柔軟性が役に立ちました。

・高校受験では暗算のお陰で見直しを何度もできたそうです。

・今後大学院か別の学部を受け直してさらに勉強をするそうです。

 

<集中力・処理能力・基礎能力について>

卒業生

・1つのことに対して集中して取り組めるようになった。

・集中力が身に付き、テスト勉強は前日の追い込みでいい点数が取れていました!(笑)

・そろばんで鍛えた集中力は勉強をする上での武器となりました。

・右脳の発達に大きく寄与したと感じている。

・中学高校の定期テストなどの勉強をする時に集中力を発揮し短時間でも集中して勉強することができたのではと思います。

得意な科目は英語で英単語や熟語などはすぐに覚えることができたので、そろばんで鍛えられた集中力や記憶力が関係している

 

保護者

・頭の回転が早い方だと思います

・大学で陶芸部に入ったのですが、轆轤を回す集中力に役立ったようです。

・忘れ物も多く いつもボーッとしていてケアレスミスが多かったが、励まし褒めて伸ばして下さいました。

・・その過程やうまく行かなかった時の気持ちの立て直し方が子供達のこれからの人生に大きな影響を持つのだと思います。

 

その他

・当時小学2年生ながら、努力すれば結果が伴ってくることを感じることができました。

・難問でも最後まで諦めずに解けるまでやろうとする力は間違いなくそろばんで養った力が生きていると思います。

・やっていくうちに、もっとレベルの高い級や段位がほしいと思って、継続することができた

・当時、落ちないで取得することが良いことだと思ったのですが今となっては何度落ちても頑張る子は根性も付くのかと思いました。

 

他にもたくさん!そろばんを学んで、子どもと親が感じたこと:【対談】子どもの意欲 VOL.1|いしど式そろばん公式サイト

 

 

短期間でも結果はついてくる!今からでも遅くないそろばん

そろばんは短期間でも中学受験へ高い効果を発揮した事例もあります。小学校6年生から有名私立を志願し、塾の先生に「準備期間が短すぎる」とさじを投げられたTくん。そろばんをはじめたところ、がぐんぐん成績を上げたった1年で有名私立中学へ合格しました。

 

そろばんは計算力だけではなく、さまざまな能力に影響を与え、子どもによっては目を見張る結果を出す可能性もあります。

 

いしど式そろばんなら間に合う!将来を見据えた能力向上を試してみませんか

そろばんで身に付く中学受験に効果を発揮する能力について、アンケートでの結果を踏まえて解説しました。

そろばんは計算力が身に付くだけでなく、集中力や忍耐力、情報処理能力といった中学受験でも求められる自分で勉強する力、効率的に勉強する力に直結する能力も身に付けられます。また、中学受験突破後も、計算力の高さが自信となり、その後数学や勉強が好きになる子どもが多くなる傾向にあることも分かりました。

 

いしど式では、記憶力、集中力、判断力、創造力、忍耐力、処理能力の6つの力と、自立と自律を身に付ける教育を理念としています。中学受験への準備として、いしど式そろばんをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

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