いしど式の先生

2022/09/09

そろばんの先生になろう!そのために必要な資格や能力

 

子どもはもちろん、大人の習い事としても注目されているそろばん。子どもたちにそろばんを教える「そろばんの先生」は、子どもにそろばんを教えることを通じてさまざまなメリットの得られる魅力的な仕事です。

とはいえ「そろばんの先生になるためには資格が必要?」「どんな能力が求められる?」などそろばんの先生を目指すうえでさまざまな疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、そろばんの先生になるために必要な資格や能力、そろばんの先生になるメリットやなるための方法を解説します。

 

そろばんの先生には資格が必要?

 

「先生」という職業に就くには「特定の試験に合格し、何かの資格を取得しなければいけない」というイメージを持つ方も多いです。そろばんの先生になるために、資格取得はマストなのか解説します。

 

資格取得は必須ではないが…

 

そろばんの先生になるため必須となる特定の資格はありません。ただしそろばんの基礎的な知識がないまま指導を行っても、教育的な効果は出せないでしょう。生徒にそろばんを教えるためには、一般的に最低限3級~2級程度、経験を積んで段位を目指すくらいの知識は必要です。

未経験から自信を持って仕事をするためには、その仕事に必要な能力を持っていることを証明しておくことが重要です。経理の仕事なら簿記、英会話講師なら英検やTOEICといったようにそろばんの先生になるには相当の検定に合格する、または講習を受けることでそろばんの正しい知識や能力を持っていることを証明しておくのがおすすめです。

そろばんの資格を取得しておくことで得られるメリットもあります。

・受験で優遇される

・履歴書に書ける

・就職に有利となることがある

・そろばんの先生として自信をもって教鞭を取れる  など

 

そろばんにおける検定はさまざまなものがあります。代表的なものを実施している団体と検定の内容ごとにまとめました。

 

日珠連(日本珠算連盟)…珠算1~10級検定試験、段位認定試験、暗算1~10級検定試験、全国あんざんコンクール、全国そろばんコンクール4~9・10級

●全珠連(全国珠算教育連盟)…準初段~十段、1~15級までの珠算検定試験(準6級~段位は文部科学省後援)

●全国珠算連盟…段位検定・暗算段位検定(初段~10段)、珠算能力検定(1~9級)、暗算検定(1~6級)、読上暗算検定(1~6級)、読上算検定(1~6級)、そろばんコンクール(年2回)

 

どんな人が「先生」に向いている?

 

そろばんの先生を目指すためには、そろばんの正しい知識やある程度のそろばんの実力が求められます。ただし、そろばんの実力といった専門的な分野以外にもそろばんの先生に求められる能力はあります。一般的にそろばんの先生を目指すうえで必要となる能力を順に解説していきます。

 

責任感がある

 

そろばんの先生は生徒の能力や成績を引き上げようとする責任感が必要です。「パートだから」「結局は生徒次第だから」など投げやりな気持ちでそろばんを教えたり「お金を稼ぐため」と割り切ったりすると、生徒にも伝わってしまいます。生徒のモチベーションを下げることにもなり、本来ならば伸ばせるはずだった生徒の能力を伸ばせなかったり、そろばんへの意欲をなくしてしまったりする原因にもなります。

 

コミュニケーション能力が高い

 

そろばんをはじめとして先生という職業は、人に教えることが仕事です。人に教えるために高いコミュニケーション能力が必要となります。そろばんを教える生徒は幼稚園生や小学生など、コミュニケーション能力が発展途上の子どもたちも多いです。

そのため、講師が常に気を配らないと、生徒の伝えたいこと、わからないこと、困っていることなどになかなか気づけません。ふだんから相手の気持ちを察する、思いやる姿勢を持って生徒に分かりやすく教えられるコミュニケーション能力が求められます。

 

向上心がある

 

生徒にそろばんを教える中で、先生自身が自分の理解が浅いことや実力不足を痛感することもあります。その時に、自分の弱点を補強できる先生か、できない先生かによって今後のそろばんの先生としての質や能力に大きな差が生まれます。生徒の成長を応援するのはもちろん、自分自身も成長するためにつねに向上心を持って物事に取り組むことも、そろばんの先生として重要なことです。

 

個性を尊重できる

 

そろばん教室には、いろいろな個性を持った生徒が学びに来ます。生徒一人ひとりで教え方や成長の速度なども異なってきます。「絶対にこうでなければいけない」という枠組みを作らず、生徒一人ひとりに合わせた柔軟な考え方を持ち成長を見守ることが、そろばんの先生としても重要な姿勢です。

 

子育ての経験がある

 

そろばんの学習者も低年齢化が進んでいるため、そろばんの先生は幼児教育や発達への理解も求められています。自分自身が子育て経験を持っているなら、子ども(生徒)の年齢による発達状況や気持ちをふまえての行動ができます。さらに生徒の母親や父親の気持ちや目線からものごとを考えることもできます。子どもの成長を保護者と一緒に見守る立場として、子育て経験も生かせるでしょう。

 

「そろばんの先生」であることのメリット

 

そろばんの先生になることで、資格の取得やそろばんの知識を身に付けたり、将来的に独立して教室を開業したりもできます。そろばんの先生になることで、生徒へそろばんを教える以外にも多くの活躍ができるようになるでしょう。そろばんの先生であることで得られるメリットを解説します。

 

伝統文化の交流

 

そろばんは日本の伝統文化でもあります。そろばんを教える技術を身に付けることで、日本の伝統文化としてそろばんを海外の人へ紹介することもできます。そろばんを使った海外での文化交流やボランティアなども実現できるでしょう。

また、そろばんの技術や知識をそろばん教室の生徒だけでなく、自分の子どもや孫に伝えることもできます。そろばんの先生としての収入も得ながら、子どもたちにそろばんの教育を提供できるのもメリットです。

 

社会貢献

 

高齢者施設でのボランティア活動で「そろばん」をレクリエーションとして取り入れるデイサービス施設が増えているのをご存じでしょうか。そろばんによって指先を動かすことで血流量が増加し、認知症予防の効果があると言われています。認知症予防のために開発された、そろばんの道具がなくてもできる「そろばん式脳トレーニング」も開発されました。

そろばんの技術や知識を活かして、高齢者施設やデイサービスなどでの社会貢献活動もできます。高齢者のためのそろばん講座を開講したり、レクリエーションを企画したりも可能です。

 

定年後も働くことができる

 

そろばん教室を自分で開業すると、定年退職なく一生働けるメリットがあります。自分の教室のため「年齢を重ねて体力がなくなってきたら、ごく少人数の教室にする」「家族に合わせて土日は教室を開かない」など、自分の生活スタイルにあう環境を作りながら運営できるのも魅力です。

 

どうすれば知識や教養が身につく?

 

そろばんの先生になるためには、そろばんの正しい知識が必要です。を身に付けるためには各種連盟の資格制度の利用や講座の参加がベストな選択肢となります。ただし、受講できる条件は団体によって異なります。事前に確認のうえで、資格取得や講座の受講を目指しましょう。

 

そろばんの先生になろう!

 

そろばんの先生になるには、検定の合格や講座の受講によってそろばんの正しい知識や技術を身に付けること、さらに責任感やコミュニケーション能力、向上心などの資質も求められます。未経験からそろばんの先生を目指すのは難しいと思っていませんか?「いしど式」のそろばんの先生は未経験でもOKの人物重視の採用を行っています。

約50年の指導実績を活かし、インターネット学習をはじめとしたサポートや安心のマニュアル、研修制度も充実しています。「教えた経験なんてない」「そろばんにさわるのも久しぶり」などの不安を持つ方でも大丈夫です。そろばんの知識を活かして、ライフスタイルに合わせた働き方も実現できます。

 

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