そろばん学習

2022/09/09

算数の塾には、どんなものがある?自分に合った種類や受け方を比較しよう

「算数が苦手で克服したい」「中学受験のために、もっとレベルの高い算数の勉強がしたい」などを理由に、算数の塾に通う子どもが多く見られるようになりました。近年では、一般的な学習塾に加えて、算数を専門的に教える「算数塾」や「算数教室」も多く開校しています。

この記事では、算数の学習のために塾に通うことを検討しているお子さんや保護者の方のために、どうして算数のために塾が必要なのか、算数塾を選ぶメリット、算数塾の種類や選び方を解説しています。ぜひ参考にしてください。

算数のために塾が必要な理由とは?

「算数のためだけに塾へ通うのはなぜ?」と疑問に思う人もいるかもしれません。積み重ねの学習が必要な算数は、苦手と感じる子どもも多い教科です。ところが、つまずきの解決、苦手意識を克服しようとしても、原因が分からないことも多いでしょう。

ほかにも、学校の授業についていけないことへの不安解消、足りない学習時間の確保、テストや進学のために学校で習うことよりも高度な内容の学習が必要なことも、塾に通う理由として挙げられます。つまり、自力や家庭学習で解決できない算数への問題や悩みを解決するために、塾に通うのです。

 

算数の塾を選ぶメリット

まず、算数の塾を含めて学習塾全般には、共通するメリットがあります。

・学習する習慣を身に付けられる

・学習環境を確保できる

・モチベーションにつながる

・受験などの情報が手に入る

 

学習塾に通うことで、自宅や学校での学習では得られないメリットがあります。

これらに加えて、算数の塾にはさらなるメリットがあります。

・算数特化なので、苦手克服の近道となる

・算数の先取り学習ができる

・応用力や計算力などの数学的な能力が身に付く

・論理的思考や物事を整理する力など、将来に役立つ能力も身に付く

 

特に算数の苦手克服を検討しているとき、算数に関する能力や論理的思考、情報処理能力などを身に付けたいときには、算数の塾が選択肢となるでしょう。

 

こんなにたくさん!算数塾の「種類」

算数を学ぶ塾に分類できるものは、大きく分けて3つあります。

・算数教室

・学習塾

・算数補助になる習い事

それぞれの種類別の違いや特徴を解説します。

 

①算数教室

算数教室とは、算数専用の塾です。算数の基礎力、応用力を身につけることに特化しています。受験対策、毎年夏に開催される算数オリンピックへの参加など、算数教室に通う目的にはさまざまなものがあります。

 

算数教室は、学年や年齢に応じたプログラムが用意されています。たとえば、幼稚園児や小学校低学年など、算数にはじめて触れる年齢の子どものプログラムは「とにかく数字を使って楽しく学ぶこと」が目的です。楽しい学びを通じて算数を好きになり、思考する力を養うことにつなげています。算数に楽しくじっくりと取り組める環境が整っていて、ゲームを導入するなど、子どもが興味を持ちやすい工夫や教材を取り入れている算数教室も多いです。

 

②学習塾

学習塾は、算数以外の教科の学習も行っているのが特徴です。必要に応じて、算数以外の教科の学習や指導も受けられます。算数が苦手、つまずく理由のひとつに「文章問題が苦手」ということがあります。また、原因が分からないけれども「算数が苦手」と思い込んでいる子どもも、実は文章問題が苦手ということも多いです。

 

文章問題は算数の計算力のほかにも、国語力も必要です。学習塾で算数と同時に国語の勉強をすることで、文章題の克服につながります。また、国語力を上げると耳から聞いた情報を理解する能力も上がるため、学校や塾での先生の説明の理解度が上がる、分からないところは質問できるようになるメリットもあります。

 

学習塾では、あくまで方法を教えるだけで実践は子どもにさせます。実践する量を親に代わって塾側が管理し、宿題なども出します。宿題によって習った方法を実践し、自分の力にしていける習慣が身に付けられるのも、学習塾のメリットです。

 

③算数補助になる習い事

算数の補助になる代表的な習い事として、そろばんやプログラミングなどがあげられます。

 

【そろばん】
算数に苦手意識を持つ原因のひとつに、計算力不足があります。計算力は計算の練習をすることで身に付いていきますが、当然計算の練習が不足していれば、計算力が身に付けられず、算数に苦手意識を持ってしまうことにもなるでしょう。計算に慣れているだけでも、算数が苦手になる確率を下げられます。

 

計算力を上げるのに有効な習い事が、そろばんです。何度も繰り返し計算をすることで、計算力を身に付けられます。また、算数だけではなく人間は定期的に学習をしないとすぐに忘れてしまう習性を持っています。そろばんで繰り返し計算することを習慣化することで、計算力を忘れずに定着させられるでしょう。

 

【プログラミング】
プログラミング的思考を身に付けるために有効な習い事がプログラミングです。

算数では各問題を解決した後、問題解決の仕方を振り返ることで、より簡潔・明瞭・的確な問題解決方法に高めたり、手順としてまとめたりすることで理解を深めていきます。この算数の理解を深めるための手順や行動には、「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要か、どのように改善していけばより意図した活動に近づくのか、ということを論理的に考えていく力」である、プログラミング的思考が密接にかかわってきます。

 

自分に合った「授業形態」で選ぼう

算数に関する塾は、算数の学び方や環境だけでなく、授業の受け方も分かれています。自分に合う算数に関する塾を見つけるために、目的に合う学び方と一緒に、授業形態についてもチェックしておきましょう。

 

①集団指導

集団指導とは、複数人の生徒がひとつの授業や指導を一斉に受ける授業形態です。学校の授業のように学習に取り組めます。集団指導には、いくつかのメリットがあります。

・同じ目標に向かう同志や仲間が作りやすい
・全体で自分がどのくらいの位置にいるかのが分かるため、一緒に授業を受ける生徒同士で切磋琢磨できる
・自分とは違う視点の疑問や質問を見聞きでき、対応力が広がる

 

集団指導の塾は、一緒の空間で授業を受ける他の生徒たちと刺激し合えることが、一番の違いと言えるでしょう。進学校のための先取り学習、中学受験などより高いレベルの算数を学びたいときにも向いています。全体で自分がどのくらいのレベルにいるかも把握できるため、モチベーションも保ちやすいです。

 

②個別指導

先生や講師と生徒一対一、または一対二で指導を受けるのが、個別指導です。生徒一人ひとりに合わせた指導を展開しているため、算数でもつまずいている場所をしっかり把握し、苦手克服につなげられます。個別指導のメリットを紹介します。

・苦手、つまずいている原因が分かって対策ができる
・一人ひとりに寄り添った指導や授業をしてくれる
・質問や疑問があったらその場で解決できる
・一対一だけでなく、一対二の少人数制など、受ける人数を柔軟に対応している個別指導塾もある

 

算数は他の教科に比べ特に、すべての単元がつながっている教科のため、ひとつのことでつまずくと先に進めなくなることもあります。ところが、つまずいている原因が分かっていないと、算数が理解できず、苦手意識を持つことにもなってしまいます。個別指導なら、つまずいている原因をしっかり把握した上で指導をするため、算数の苦手克服にも向いています。

 

③オンライン

コロナ禍をはじめとした昨今の社会情勢を受け、オンラインでの指導を行っている塾や教室も増えました。オンライン指導を専門に行っている塾や教室もあれば、対面式の塾や教室がオンラインにも対応している、というところもあります。オンラインといえば録画した授業を一方的に受けるeラーニングが一般的でしたが、近年では双方向での会話も可能となったオンライン授業が展開されています。オンラインで会話をしながら、手元の専用タブレットを使って問題を解く、その場で赤ペンなどの添削が受けられる、生徒と先生で共有できる電子黒板を採用しているなど、オンライン授業のためのさまざまな設備や工夫を取り入れている塾も多くなりました。

おもなオンライン塾や教室のメリットです。

・自宅で授業や指導が受けられる
・送迎や通学不要
・非対面非接触で利用できる
・スケジューリングがしやすい

 

算数を習うなら、幼児期からがおすすめ

小学校に入ってからはじめて算数を勉強しても問題はありません。ただし、小学校入学前の幼児期から算数を習っておくことで得られるメリットが多数あります。

・算数への抵抗がなくなる
・小学校に入ったときに学習を楽に進められる
・学習習慣を小さいうちから身に付けられる

幼児期に数学に親しんでおくことで、小学校で算数を習うときにもスムーズに導入できる、算数が得意になれる可能性があるなど、メリットを多く感じることができるでしょうう。

 

かずに親しむ!いしど式のそろばんで計算力の土台を身に付けよう

幼少期から算数を勉強することは多くのメリットがある一方「小さい子どもに塾や算数教室は無理なのでは」と考える方も多いですよね。幼少期から算数を習うのにおすすめなのがそろばんです。

 

そろばんは算数の基礎の力である計算力を育めるメリットがあります。そろばんを繰り返し練習することで計算力が鍛えられ、絶対暗算力とも呼ばれる頭の中で難しい計算も暗算できる「そろばん脳」を身に付けることにもつながります。また、将来必要となる数学的な素養を持つ人材育成のための「STEM教育」の基礎もそろばんによって作れます。

 

幼少期からそろばんをはじめるなら「いしど式」がおすすめ。スモールステップ式による着実なステップアップで、計算力とともに子どもの自信も育みます。将来社会に出るうえで必要となる集中力や判断力、忍耐力、創造力などの能力もそろばんから身に付けられます。

 

いしど式では、教室での指導のほか自宅で受けられるオンラインやインターネットそろばん教室も用意しています。ライフスタイルやお子様の性格に応じた受講形態が選べるのもいしど式のメリットです。いしど式そろばんで、幼少期より算数の素養を身に付けてみませんか。

 

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