教育・子育て

2022/09/08

伸び悩む子どもの学力を上げる、正しい勉強方法とは?

「どんなに勉強しても子どもの学力が上がらない」「子どもがやる気がなく、なかなか机に向かわない」など、お子さんの学力で悩んでいませんか。子どもの学力を上げるには、基礎学力を身に付けたり、正しい勉強方法を実践したりするのが重要です。
この記事では、子どもの学力が伸び悩む理由に加えて、基礎学力を身に付けるための正しい勉強方法を解説します。お子さんの学力や成績アップのために、ぜひ役立ててください。

「勉強が嫌い」になる前に成績が上がらない理由を考えてみよう

勉強しているのに成績が上がらないと、子どもの勉強へのモチベーションが低下する原因ともなってしまいます。勉強が嫌いになる前に、成績が上がらない理由を考えて、対策ができるに越したことはないですよね
子どもが勉強しているのに成績が上がらない理由と対策方法を解説します。

1.勉強した“つもり”が実は身についていない
ただ机に向かって本を読む、問題を解くだけでは勉強したとは言えません。知識を身に付ける、問題を正しく解答できるようになってこそきちんと勉強が身に付いたことになります。間違った勉強法をしていると、勉強したつもりになっただけで実は身に付いていないため、当然成績は上がりません。

勉強した「つもり」となっている原因は、いくつもあります。当てはまる原因はないか考えて対策をしましょう。
・集中できない
・勉強を始めるまでが長い
・勉強する範囲を間違えている
・まとまった時間がないと勉強できない

2.読解力が足りない
成績が上がらない原因のひとつに、読解力不足があります。読解力とは文章を読み解くだけでなく、内容を理解・・利用・評価・熟考できる力を指します。読解力は成績を上げるだけでなく、今後の情報化社会を生き抜くうえでも必要な能力です。読解力を上げるための方法を試してみましょう。
・読書をする
・人とコミュニケーションを取って語彙力を上げる
・機能語(つなぎ言葉)を正しく読み取る
・丸暗記をしない

3.覚えたつもり・分かったつもりになっている
覚えたつもり・分かったつもりでいてもテスト本番で問題が解けないことがあります。覚えたつもり・分かったつもり=理解ができていないことです。繰り返し問題を解くことで覚えたこと・分かったことを知識として使えるようにすることが、理解へつながります。

4.暗記ができていない
テストの問題は、暗記で解けるものと理解して解くものがあります。知識は覚えてこそ活用できるため、暗記ができないのも成績が伸びない原因です。自己テストを繰り返す、アウトプットとインプットをバランス良く行うことで、記憶を定着させましょう。

 

まずは基礎学力から身に付けよう

基礎学力とは、読み・書き・計算を中心とした全ての学習の基礎となる知識や能力を指します。基礎学力が身についていないと、新しいことを覚えようとしても苦戦してしまうでしょう。基礎学力は受験や社会人になったときにも必要となるスキルです。まずは将来的にも重要なスキルとなる、基礎学力を身に付けましょう。

①音読で読解力や理解力を高める

読めない字は覚えられません。音読をすることで字を読めるようにすることは、読解力や理解力を高めるうえで有効です。国語以外の教科の問題も日本語で設問されているため、読解力は全教科に共通して必要なスキルとなります。また音読は読めば読むほど内容が頭の中に入って記憶できるため、記憶力(ワーキングメモリー)も鍛えられます。

ただ国語の教科書を読むだけではなく、目的に応じた様々な方法を取り入れて工夫して読んでいくのが有効です。
・句点読み(。読み)…句点(。)までの一文を一人が読む
・模範読み…親や先生がお手本で読んでから、子どもが読む
・高速読み…一語一語はっきり言いながらできるだけ早く読む
・間違えたら一番最初から読み直し読み…間違えたら最初に戻って読み直す

②反復練習で身に付ける

問題を繰り返し行う、反復練習も基礎学力を身に付けるのに有効です。簡単な問題を繰り返すことで「できる」「理解した」ということを体験させ、子どもの自信ややる気につなげます。

勉強していることが身に付いたと感じたら、次のステップへ進みます。また「わかる」レベルから「できる」レベルに習熟度を高めるため、間違った箇所は繰り返し勉強しましょう。反復学習を重ねる中で、難しい問題も簡単に解けるようになる=子どもの成功体験となり、自信がつくだけでなく基礎学力の定着にもつなげられるでしょう。

 

応用問題をクリアする近道は基礎にあり

応用問題とは「基礎の延長」「基礎の組み合わせ」による構成になっています。そのため基礎をしっかりと学習する、応用問題を解く、というルーティンを作り継続して問題を解くことが、応用力を身につける近道となります。

 

学力を上げる正しい勉強方法

成績を上げるには、勉強をしているのに成績が上がらない原因の追求や基礎学力の習得が重要と分かりました。これらを前提とした効果的な勉強の取り組み方を解説します。

勉強する環境を整える

勉強に集中できる環境が整わないと、効率よく勉強を進められません。ポイントを取り入れて、勉強に集中できる環境を整えましょう。
・机の上には必要なもの(筆記用具、教科書類、ノート)のみを置く
・勉強のさまたげとなるもの(漫画、ゲーム、スマホなど)は目に入らないところへ置く
・自宅以外の場所(図書館、自習室、カフェ、通学中の電車の中)なども活用する
・机周りをシンプル、椅子は座り心地の良いものなど心地よい環境を整える

計画性を持つ

目標を立てて勉強することで、何を勉強するべきかが分かります。ただし、いきなり大きな目標を立てると失敗してしまう原因となります。短・中・長期と期間の長さに分けて目標を立てましょう。目標が整理され、今何を勉強すべきかが把握できます。

万が一計画がくずれて学習目標が達成できない場合でも、投げ出してはいけません。適度に目標の見直しをしましょう。計画性のない子どもに対しては、声掛けをするなど親としてのサポートも必要となります。

必ず復習する時間を設ける

ただ勉強をするだけでなく、復習することで知識が長期記憶として定着していきます。復習の頻度を高めれば高めるほど、覚えた知識を簡単に思い出せるようになります。また、復習は基礎学力を身に付けるうえでの反復学習にも活用できます。

習慣化させる

習慣とは、特に意識することなく毎日または定期的に繰り返し行う行動のことです。勉強を習慣化すれば、強く意識しなくても自然と勉強をするようになります。物理的な勉強時間が増えたり、勉強する事に対しての抵抗が減ったりなど、多くのメリットが得られます。

勉強を習慣化しコツコツ行うことによって少しづつ、確実に努力が積み重なり成績アップという成果につながります。勉強へ苦痛を感じにくくなるため勉強が楽しくなる、勉強を継続することでの自信やモチベーションにつながるといったメリットも得られるでしょう。

ただし、勉強が習慣化するまでは「勉強しなきゃ…」というプレッシャーが子どもへのストレスになりやすいです。まずは無理なく続けられる時間を設定する、内容や時間ではなく「勉強をすること」を目標とするなど、小さなステップを踏んで徐々に習慣化できるようにしましょう。

子どものモチベーションを上げる

子どものモチベーションの低下は、学力の低下に直結します。子どものモチベーションをアップさせるのに有効な方法が、勉強する目的をはっきりさせることです。「〇点取りたい」「テストで〇位をとりたい」など緊張感を持続させるために短期目標を設定する、「受験に合格したい」などの具体的な目標を掲げるなどで、子どものモチベーションアップにつなげましょう。

子どものモチベーションをアップさせるために親ができる事が、子どもが集中して勉強ができる環境を整えてあげることです。子どもの周りにある勉強の妨げになるものを一時的に取り除く、生活習慣を見直してあげるなどで、子どものモチベーションアップにつなげましょう。

 

いしどで身につく基礎学力!計算力だけではない、そろばんで身につく能力

基礎学力を身に付けるには、「そろばん」も有効な手段です。そろばんは暗算ができる、計算が早くなる、数字に強くなるなど基礎学力のひとつである計算力を伸ばすのに効果があります。それだけでなく、幼少期の子どもの発達や、今後生き抜く力となる記憶力・判断力・処理能力・忍耐力・創造力・集中力の6つの力を伸ばすことにもつながります。

いしど式そろばんでは、ひとりの人間として子どもに向き合う教育や、小さな成功体験を着実に積み上げることで自信につながるスモールステップ式、積極的にほめることで自己肯定感ややる気につなげるイメージトレーニング法など、基礎学力の構築につながるさまざまな指導方法を取り入れています。教室への通学のほか、ご自宅でもそろばんが学べるオンラインも開講中です。将来的な基礎学力アップや勉強の習慣化を目指したいときには、ぜひいしど式そろばんをご検討ください。

いしど式:http://campaign.ishido-soroban.com/

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