そろばん学習

2022/09/08

子どもの将来のために。幼少期から身に付けたいスキルとは?

 

子どもが将来生きていくために必要となるスキルはたくさんあります。幼少期から将来のためのスキルを身に付けさせたいと思っても「どんなスキルを身に付けるべき?」「身に付ける方法は?」と悩んでいる親御さんも多いですよね。この記事では、子どもの将来のために幼少期から身に付けたいスキルの種類や、身に付け方を解説します。

 

「スキル」とは

 

eight years old child reading a book at home. Boy studying on blue background

スキルとは「訓練や学習によって獲得した能力」です。日本語で「技能」と呼ばれることもあります。スキルは獲得できるもののため、生まれつき、遺伝的に決まっている先天的なものではありません。訓練や学習などによって獲得できる後天的に獲得できるものとなります。

 

スキルと似た言葉に「知識」や「コンピテンシー」があります。知識やコンピテンシーは自分が知っている理論的概念や、知識にもとづく情報です。一方スキルは実践によって培われた技能を指します。

 

AI時代を生き抜くための「21世紀型スキル」

 

2009年にATC21S(Assessment and Teaching in 21st Century Skills)という、政府、大学のほかインテルやマイクロソフトなどの有名企業が参画する国際教育プロジェクト「ATC21S(Assessment and Teaching in 21st Century Skills)」にて、2009年に定められたのが「21世紀型スキル」です。

 

「21世紀型スキル」では若者たちが次世代を担い生きていくために必要な、4種類10項目のスキルが挙げられています。

 

  1. 思考の方法…創造力とイノベーション・批判的思考、問題解決、意思決定。学ぶことの学習、メタ認知(認知プロセスについての知識)
  2. 働く方法…コミュニケーション・コラボレーション(チームワーク)
  3. 仕事のツール…情報リテラシー・情報通信技術のリテラシー(ICTリテラシー)
  4. 世界の中で生きる方法…地域と国際社会での市民性・人生とキャリア・個人及び社会における責任(異文化の理解と異文化への適応力を含む)

 

「21世紀型スキル」の中でも、思考力やコミュニケーション能力、社会生活を営む技術に分類されるスキルは一朝一夕では身に付きません。そのため、子どものうちから鍛えておくことが重要と言えます。

 

活躍する子供に育てるには

 

IT技術の進歩やグローバル化、コロナ禍など、現代の子どもたちは変化の激しい時代に生きています。そのなかで、「親は子どもに何をしてあげられるか、何を身に付けてあげられるか」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。さらに少子高齢化は今後も進み、現在の子ども達が社会に出たときの半数以上は、今は存在しない職業に就くと言われています。親の立場からも、将来の変化を予測することが困難な時代に突入していきます。子どもたちが将来生きていくために、今から身に付けさせておきたいスキルとは何かをまとめました。

 

コミュニケーション能力

 

コミュニケーション能力とは、相手と会話を通じて感情や意見などの意思疎通をし、お互いを理解するためのスキルです。2000年に入った頃から、学校や職場など様々な場でコミュニケーション力が重視され始めました。例えば教育においては、大学入試の英語が従来の「読む・書く」に「聞く・話す」力を加えた4技能が評価の対象となっています。ところがコミュニケーション能力が重視されるのとは逆に、少子化や核家族化などの社会背景もあり、子どもが家族や身近な友人・知人以外とコミュニケーションをとる機会が、ますます失われつつあります。

 

【身に付けるためにできること】

・挨拶

・子どもの話をよく聞く

・子どもの話に共感する

・家族で外出していろいろな経験をさせる

・子どもにいろいろな人と会話をするようにすすめる など

 

集中力

 

人間が生きている時間は有限です。集中力を発揮すると仕事や勉強の生産性が上がり、同じ時間でも多くの成果を出せるようになります。また、集中した分仕事や勉強を早く終わらせ、余った時間をほかのことに割くことも可能です。

 

【身に付けるためにできること】

・そろばん

・ジグソーパズル

・折り紙

・水泳

・適切な睡眠時間を取る

・朝食をしっかりと取る など

 

さらに集中力を伸ばすためには、以下の工夫も取り入れましょう。

・時間を決めて取り組ませる

・邪魔が入らない環境を整えてあげる

・目標を立てて取り組み達成感や成功体験を積み重ねる

・子どもと一緒に励ましながら取り組む

・ウォーミングアップとしてかんたんな作業を行ってから取り組む

 

思考力

 

思考力とは、考え、判断する力です。少し前までは暗記型の学習が主流でしたが、近年では覚える力よりも考える力が重視されています。たとえば2020年度に改訂された学習指導要領では「思考力」が重要視する力のひとつとして挙げられています。さらに中学入試や大学共通テストでは、答えが正解であることよりも考えた過程を評価する問題が増加しました。

 

問題に直面したときに、さまざまな情報や道すじ、方法の中からいくつもの可能性や筋道を考えて、最適なものを選んでいく力として思考力が求められています。インターネットやAIが発達する社会のなかで、IT技術が到達できない領域で活躍するためにも思考力は必須です。 とくに現代の子どもたちが将来社会で活躍するためには、思考力や考える力が求められるでしょう。

 

【身に付けるためにできること】

・ロボット教室

・プログラミング教室

・科学教室

・算数教室

・そろばん など

 

親の取り組みも重要となってきます。

 

・たくさんの会話を心掛け、考えるきっかけを与える

「どうしてこうなったんだろうね?」「どうしてそう思うの?」など声掛けをする

・ゆっくり考えさせる

・「一緒に調べようか」「私はこう思うけど、あなたはどう思う?」などと声掛けして一緒に考える

 

想像力

 

実際にないものを頭の中で生み出す、経験したことがないものを推し量れる力が想像力です。創造力は、物事をスムーズに進めたり、これから起こりそうな問題やトラブルを避けたり、他人の気持ちを推し量ってコミュニケーションを取ったりなど、学校生活や仕事をするうえで重要な能力となります。

 

【身に付けるためにできること】

・お絵描き

・読書

・ごっこあそび

・幅広い年齢の人と話す

・いろいろなジャンルの情報に触れる

・中学や高校のイベントに参加させる

・バランスよく考えさせる

・テレビやドラマなどの展開を予測させる  など

 

子どもの自発的な言動に対して頭ごなしに「それはダメ」「こうしなさい」と指図せず「なぜいけないのか」を想像させてみるのも重要です。

 

創造力

 

想像力と比較されることも多い「創造力」とは、「独自の方法で、新しい何かを創り出す力」を指します。新しいものやアイディアを生み出すだけでなく、それを実現できるまでの能力が、創造力です。現代社会では、AIやロボットなどのIT技術が発展しています。創造力は今後人間ならではの力をビジネスや社会生活で発揮するためにも、重要視されているスキルです。

 

【身に付けるためにできること】

・そろばん

・ごっこ遊び

・工作(何かを作る遊び)

・リトミック、ダンス

・プログラミング など

 

創造力を育むために、親も以下のような取り組みを行いましょう。

・親がお手本になって一緒に楽しむ

・失敗しても大丈夫という心構えをする

・具体的な感想を伝える

・子どもがひとりで取り組める時間を作る

 

表現力

 

表現力とは「自分の気持ちや考え、感情を相手に伝える力」を指します。せっかく思考力や判断力、創造力などのスキルが培われても、表現力がともわなければ相手に自分の意見や気持ちが伝わりません。表現力は、物事を柔軟に考えて他者と共存するために必要な能力です。

 

【身に付けるためにできること】

・言葉遊び

・読み聞かせ

・工作

・粘土遊び

・英会話

・ダンス

・絵画

・バレエ など

 

そろばんで身につくスキルとは?

 

 

そろばんを学ぶことで得られるのは、そろばんの技術や計算力だけではありません。集中力・記憶力・判断力・処理能力・忍耐力・創造力と、子どもが将来生きていくうえで重要となるスキルも身に付けられます。

 

そろばんで身につく6つの力:やっぱり「そろばん」はスゴイ!身に付く6つの力 | いしど式まとめ)

 

いしど式で「未来を生きる力」を身に付けよう

 

いしど式では、計算力だけではなく「そろばん」を通して「あきらめない心を育てるいしど式人間教育」を実践しています。

 

幼少期は脳の成長が最も活発と言われています。そのため、幼少期にそろばんを習うことで、脳の活性化を促すことができます。子どもに身に付けさせたいスキルを得られる習い事を検討しているときにも、いしど式そろばんはおすすめです。

 

いしど式そろばんの魅力を知りたい!:https://www.ishido-soroban.com/miryoku

TOPページに戻る ≫