教育・子育て

2022/09/08

高めたい子どもの自己肯定感、大人としてできることは?

「子どもの将来のためには、自己肯定感を高めるのが重要」など、自己肯定感という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。とはいえ、自己肯定感がどんなものか、なぜ高める必要があるか分かりませんよね。
この記事では、自己肯定感とは何かに加えて、自己肯定感の重要性や高める方法を解説します。子どもの自己肯定感を伸ばしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

自己肯定感とは?

自己肯定感とは、字のごとく自分の存在を自分自身が認める、自己を肯定する感覚を指します。具体的な自己肯定感に当てはまる気持ちは、いくつかあります。
・自分自身のことが好き
・自分には長所がある
・自分は必要とされている
・自分は親から愛されている
・自分は友だちみんなから愛されている
・周囲は自分のことを認めている  など

 

日本の子どもは自己肯定感が低い傾向

内閣府が発表した自己肯定感に関する意識調査では、日本人は欧米諸国とくらべると、自己肯定感が低いという結果が出ています。「和を重んじ、目立つことを嫌う」教育や、「謙遜」の文化など、自己肯定感が育ちにくい環境や国民性、考え方が根付いているためと言われています。

褒められたことに対して謙遜のつもりで自分を下げる、自己否定が日本では美徳とされています。ところが自己否定が習慣化すると、本当に自信が減退していってしまうのです。その結果が、日本人の自己肯定感の低さにつながっています。

 

自己肯定感と、似た言葉との違い

自己肯定感とよく似た言葉がいくつかあげられます。
その違いについて詳しくみていきましょう。
・自尊心…ありのままの自分を認られる感覚、かつ自分の人格を大切にする気持ち。プライド
・自信…自分の能力、考え方、行動を信じて疑わないこと、能力に頼った自分の価値
・優越感…他人とくらべて自分の方が優れていると感じる気持ち
・正当化…自分の言動や行動を、理にかなっているように見せること

自己肯定感はダメな部分も含めて自分だと認めて大切にできる一方、自尊心は他人との比較ありきで自分の人格を大事にしようとする気持ちを指します。自信は自分の能力に頼った自分を信じる気持ちのため、スランプやケガなどで自分の能力が発揮できないことがあると、一気に挫折してしまうこともあります。

優越感は自尊心と同じく他人と自分を比較して優れていると思う感情、正当化は自分の言動や行動が正しいと見せることです。いずれもありのままの自分を受け入れることではなく、周囲と比較して良いと思われたい気持ちが強い状態を指します。

 

自己肯定感が重要な理由

自己肯定感とは、いわば「心の土台」となる能力です。この能力は多くの能力やスキルの基礎となります。また、人生を歩むための活力や能力に大きく影響しています。
・自分の意見をしっかり言うことができる
・健全な人間関係を築ける
・失敗してもめげずに挑戦する
・リーダーシップを発揮する
・褒められたことを素直に受け入れられる

研究によれば、人が一日に行っている思考の8割はネガティブな思考であるそうです。そのため、自己肯定感を放置していると下がってしまい、そのうち挑戦することをやめてしまったり、人の評価ばかり気にしてしまったりするようになってしまいます。心の土台である自己肯定感を常に強く保てるように、意識することが大切です。

 

子どもの自己肯定感は下がる年齢がある

自己肯定感に関する調査の結果、小学生は自己肯定感が下がる時期であることが分かっています。6歳、7歳ごろは自己肯定感が高い一方、10歳を過ぎたあたりの小3と中1は特に下がりやすい傾向にあるという結果になりました。中学生から高校生にかけてはまた自己肯定感が上がる時期となるため、小3と中1でなぜ自己肯定感が下がってしまうかの原因を踏まえて、気を付けて子どもに接する必要があります。

①小学3年生で、学習面が急に難しくなる。
小学3年生は、学校の学習が急に難しくなる時期です
・生活科が理科・社会に分かれる
・算数でも小数・分数・不等号などが登場する
・中学受験の準備に入る

今までスムーズに学習していた中でもつまずき始める子が増えてきます。勉強が分からないことで学校がつまらない、気分がイライラして自己肯定感の低下につながります。また、中学受験の塾に通い始めることで、思い通りに勉強が進められないことも原因のひとつです。

②「中1ギャップ」と呼ばれる大きな変化が子どもたちに訪れる。
通いなれた小学校から中学校になると、メンバーも大きく変わります。ほかにも制服になる、定期試験や校則、先輩・後輩関係など今までなかったものが一気に押し寄せることになります。中1ギャップによる環境の変化が自己肯定感の低下に大きく影響しています。

 

自己肯定感を高めるおすすめの3つの方法

自己肯定感とは、将来子どもが人として認められ、生きていく上での必要となる心の土台です。子どもの自己肯定感を大切に育んでいきたいですよね。自己肯定感を高めるために、今日からできる3つの方法を紹介します。

 

①本をすすめる・絵本の読み聞かせ

子どもの年齢や興味に合った本をすすめてあげる、または親子で一緒に意見を言い合いながら読み進めるのもおすすめです。子ども向けに執筆されている自己肯定感の啓発本などもあります。

自分で読むことのできない幼少期には、絵本の読み聞かせがおすすめです。
・絵本には「その人そのままをよしとする」というメッセージが込められた作品が多い
・子どもに周りの大人が大きく関わることで、子どもの自己肯定感の高まりを享受できる
・子どもだけでなく、大人も日常生活で足りない体験を補給する場になる

絵本の読み聞かせは、大人も子どもも一緒に自己肯定感の高まりを共有できる重要な時間となるでしょう。

 

②子どもを笑顔にする声がけ

子どもが笑顔になるように声をかける、接するのも自己肯定感を上げるのにつながります。
・まずは子供の存在自身を喜ぶ
・ありのままの子どもの存在を認める
・子どもがしてくれたことに感謝をしっかり伝える
・努力したことには過程も含めてたっぷりの賞賛や褒めの言葉がけをする
・失敗したときには勇気づける
・子どもの興味のあることへの刺激や創造を与えるような提案をする
・怒ってしまったときにはフォローの声掛けをする

子どもが笑顔になる声がけや接し方は、「親が自分を見てくれている、理解してくれている」という子どもとの信頼につながります。

 

③常に子どもにとっての「安心できる場所」であり続ける

親が話をいつどんな時でも聞いてくれれば、子どもにとって大きな安心感が得られます。逆に話したくない時にも受け入れ、いやなことが起きたときは寄り添う姿勢でいることも、子どもにとっての安心感や信頼につながります。つまり、親はいいときも悪いときも、常に子どもが帰る場所であることで、子どもの自己肯定感を育んでいきます。

親が子どもにとって安心できる場所となるためには、親の自己肯定感の高さも大切です。逆に親の自己肯定感が低いと、子どもの自己肯定感も下がってしまいます。親自身が自己肯定感を高く持つこと、さらに家庭の仲が良くなんでも話せる信頼関係が築かれていることが重要となります。

 

習いごとを通して自己肯定感が上がる体験を!

上記、そろばんの魅力再発見のページ下部から動画の再生前の画像をスクショしています。このような、楽しそうに学んでいる雰囲気の画像などお持ちでしたら提供いただけますと幸いです。

新しいことへの挑戦や失敗を受け入れることは、自己肯定感を上げる大きな要因となります。習い事は自己肯定感を高める体験を提供する場としても最適です。習い事のなかでも人気のそろばんを「いしど式でそろばん」で習うことで、自己肯定感を育みつつ多くのメリットが得られます。

そろばんを習い事に選ぶメリット
・将来必要とされるSTEM教育の土台を築ける
・ステップアップを一緒に喜べる
・教科の中でも特に苦手意識の高い算数に関する習い事のため、挑戦し、壁を乗り越える体験ができる

子どもの自己肯定感を高めるいしど式の取り組み
・スモールステップ式を採用。つまづくことなく「できた」という自信につなげる
・「自立」と「自律」の人間教育を重視。困難にも自分の力で立ち向かっていく力を身に付けさせるために、多少厳しくすることもある
・いしど式の先生は「第二の母」。お子様の変化や保護者の方に寄り添い、一緒に成長を見守り喜べる先生がそろっている

いしど式そろばんは、挑戦やステップアップ、失敗を経験させるだけでなく、成功を褒める、失敗をフォローする、礼儀やあいさつなどを大切にするなど、子どもに寄り添いながら指導する体制がととのっています。いしど式そろばんで、ぜひ子どもの自己肯定感を高めてみませんか。

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