そろばん学習

2022/09/07

そろばん教室に通う回数と効果の関係性について

そろばんをはじめ多くの習い事では、通う回数を選択できるようになっています。選択肢が増えるのはよいのですが、週に何回通ったらよいのか悩むことも少なくありません。そこでいしど式そろばん教室の例をもとに、回数と効果の関係について考えたいと思います。

家で習うのと、教室へ通うことのメリット・デメリット

何かを学ぶとき、家で習う方法と自宅外の教室へ通って習う方法とがあります。まず、それぞれの方法にどんなメリット・デメリットがあるのか考えてみましょう。

◎自宅で学ぶメリット
・自分の好きな時間に好きなだけできる
・自分のペースで進められる

◎自宅で学ぶデメリット
・分からないことを聞ける人がいない
・自己管理できないとやらなくなってしまう

◎教室で学ぶメリット
・先生と友達がいるので自然とやる気が出る
・分からないところを先生にすぐ聞ける

◎教室で学ぶデメリット
・集団のペースが早いとついていけなくなる
・時間を自由に決められない

最も良いのは、双方のメリットを取り入れる方法です。たとえば、友達と一緒にがんばれる教室に通って、先生に分からないことを聞きつつ、自分のペースで無理なく進められるという方法がよいといえます。

月4回と月8回コースを比較してみると?

次に、教室に通うとして何回通えばいいのかという問題があります。いしど式では、次のコースを設定し、月8回コースを基本コースとしています。

・月4回コース…月に4コマの受講(週1回ペース)
・月8回コース…月に8コマの受講(週2回ペース)
・月12回コース…月に12コマの受講(週3回ペース)
※その他コースは各教室にお問い合わせください

月8回(週2回ペース)を基本コースとしているのは、上達は練習量に比例するので回数は多いほうがよいということと、月4回(週1回ペース)では練習間隔が空いてしまうので次の回では復習に多くの時間を割かねばならず、新たに習えることが少なくなってしまうからです。月8回(週2回ペース)であれば復習も少なくて済み、新しいことにどんどん取り組むことができます。

この結果として、月4回コースと月8回コースでは、実際の回数以上の差がついてしまうことになります。たとえば、いしど式教室の生徒について次のようなデータがあります。
<約200人規模の教室で、複数人をサンプルとして測定した参考データです。あくまでも一例です>

◎小4から入学し、4カ月間通った子の現在の級
・月4回コースの場合…8級練習
・月8回コースの場合…6級練習

◎3年間通学した生徒の現在の退学率
・月4回コースの場合…56%
・月8回コース以上の場合…34%

このデータから、回数を多く通っているほうが早く技能を身につけられ、途中でやめてしまう確率も低いことがわかります。

では、どう通うのが理想的?

◎きちんと身につけさせたいなら週2以上がおすすめ

上記で見たように、月4回と月8回では進みの差は3倍以上もあり、継続率も違います。そろばんは技能を磨いていくもので、身に付くまでには一定量の練習が必要ですし、習ったことを忘れないうちに反復して定着させるには、月4回(週1ペース)ではやはり十分とはいえないでしょう。

特に、習い始めは回数を多くして基礎力を早いうちにしっかり身につけることがポイントになります。技術を磨いていくそろばんのような習い事は、早いうちに「できた!」という経験をすると「もっと、できるようになりたい!」達成感が刺激され、やめずに続ける原動力になります。

そして、「できた!」「楽しい!」という達成感が満たされると、ずっと向上心を持って継続できるようになるのです。このような経験を子どものうちにしておくと、将来何をする場合でも自分でモチベーションを高く保って取り組めるようになります。

◎子どもの意思を尊重し、子どものペースに合わせて通う

そろばんを習うなら月8回をベースにして、子どもの様子を見ながら調整しましょう。「もっとやりたい!」という子ならフリーコースにしてたくさん通ってもいいですし、「のんびりやりたい」という子でも、月8回を楽しく通えるように工夫するとよいと思います。

進度はゆっくりでも月8回のほうが技能の定着はよくなります。教室の先生と相談しながら、無理のないペースで練習していきましょう。

まとめ

そろばんのように技能を身につける習い事では、最初にまとまった回数をしっかり通うことで「できた!」の経験を早く積むことが上達・継続のポイントになります。回数は月8回を基本として、子どものペースに合わせた進度で習うことをおすすめします。

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