そろばん学習

2022/09/07

不合格は心を強くする魔法の薬【先生のひとりごと】

 

試験は合格に向けて努力するものだし、当然合格したいですよね。
ましては、不合格で辛い思いもしたくない。
親なら子どもに辛い思いをさせたくないと思うでしょう。
しかし、この不合格の経験は、子ども達の心を強くする魔法の薬だとも思うのです。

 

不合格は成長の通過点

 

私は、ある男子生徒さんの言葉が心に残っています。
彼は残念なことに、高校受験で第一志望には合格できませんでした。
高校生にとって、それはどれほど大きな出来事で、
どんなに悲しみに打ちひしがれているか心配でした。
しかし、彼は落ち込むどころか、すぐに前を向いて進んでいました。
「不合格は自分にとって、一つの通過点。たとえ不合格でも目指す未来は変わらないから、
この経験を活かして高校生活を頑張ります」と、言うのです。
「そろばんの試験では何度も不合格になったし、上手くいかなくても
努力を続けて乗り越える経験をした」その経験が生かされているのだそうです。
私は、その強さに感動しました。

 

そろばんを通じて身に付けてほしい力

 

長い人生の中で高みを目指そうとするほど、沢山の失敗を経験することになるでしょう。
失敗を乗り越えるためには、あきらめない心、強い心が必要ですが、
これは誰かに教えられて得られるものではありません。
失敗をした時にこそ立ち上がる強さを
そろばんを通じて身に着けて欲しいと願っています。

 

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