合い言葉は「そろばん、大好き!」
最初はみんな同じスタートライン。毎日の練習の積み重ねと、検定に落ちてしまった時の悔しさ、家族の支えなど…。
笑いあり、涙あり、いしど式で成長した子どもたちの、成長ストーリーをご紹介いたします。

合い言葉は「そろばん、大好き!」
最初はみんな同じスタートライン。毎日の練習の積み重ねと、検定に落ちてしまった時の悔しさ、家族の支えなど…。
笑いあり、涙あり、いしど式で成長した子どもたちの、成長ストーリーをご紹介いたします。
6年生になり今では週に5日、教室に通う康皓くん。
「教室で一番になる!」という目標をかかげ日々努力しています。
(久美子さん)康皓が幼稚園のとき、3つ違いの兄がそろばんをやっているのを見て、「僕もやりたい」と大騒ぎ。「じゃあ、九九を覚えたらね」と言ったら、年中のうちに覚えちゃったんです(笑)。とりあえずもうちょっと待ってもらって、小学校入学と同時に週1回のペースで通い始めました。当時は、そろばんにここまで熱中することになろうとは予想していませんでしたね。
(康皓くん)そろばんのおもしろいところは、がんばれば点数が上がっていくところ。やっていて楽しいなって思います。
(久美子さん)当時は特別熱心に、というわけではなかったんです。ただ、朝は必ず『そろばんに触る』という約束をして、朝練を習慣にしました。朝、パチパチ…とそろばんを弾く音を聞くと、ああ、今日もがんばっているなあと思うんですが、約束を守らずサボっていると、怖いお母さんになってしまいます(笑)
(康皓くん)起きるのは、だいたい5時45分頃。朝練は40分間やる約束。守らないと、ゲームをやらせてくれません。だから、お母さんに言われなくてもちゃんと練習するようにしています。
目標に向かって頑張る康皓くんについて話す久美子さん。
(久美子さん)検定にどんどん合格していたので、この子は そろばんの素質があるのかしらと思うようになりました。私もそろばん3級を持っているのですが、あっという間に追い越されました。でも、1級の検定ではかなり苦戦していましたね。結局、7回目のチャレンジで合格。1年以上かかりました。何度もチャレンジし続けるのは、相当大変だったと思います。一番苦手だった「伝票」を徹底して練習して、その結果、100点を取って合格したのはうれしかったですね。
(久美子さん)担当の先生から、「イシドの学園祭で競技大会に出てみないか?」と声をかけていただいたのが、大きな転機になりました。相当楽しかったみたいで、それをきっかけに週1から週2回のコースに変えると言い出しました。
(康皓くん)入賞とか考えずに出たんだけど、やってみたら、もう少しで入賞できそうだった。それで、次はもっとがんばろうって思った。挑戦するのが楽しくなってきました。
(久美子さん)出場が決まってからの練習では、力の入れ方が変わりましたね。レベルも飛躍的に伸びました。もともと積極的に挑戦するタイプだったと思うんですが、いろいろな体験を通して刺激を受け、さらにいい方向に伸びてきているように感じます。
(康皓くん)4年生のとき、「そろばんなんて、もう嫌だあ」と思ったことがある。毎朝の練習がつらかったし、みんな遊んでいるのに、なぜ僕だけそろばんに行かなきゃいけないの?って思ったし。でも大会に出たあとは、みんなと遊ぶのを我慢してでも、そろばんに行こうって考えるようになりました。
(久美子さん)「フリーコースで、もっとやってみたい」と言うので、5年生からはフリークラスに変更しました。好きなだけ行けるので、暇さえあれば3時間でも練習して、さらに居残りで30分やってきたり。今日は何時間やる、と自分で決めて出かけていきます。
(久美子さん)6年生からは特別練習にも参加させても らっているので、今では週に5日、教室に通っています。
(康皓くん)いまの目標は、教室で一番上の段位になること です!教室で1番になったら、さらに上をめざします。
(久美子さん)そろばんは、年齢に関係なく競えるのが魅 力だと思います。この子は、興味があることに関しては、とにかく負けず嫌い。イシドには、全国大会レベルの子たちもたくさんいるので、意欲がどんどん引き出される、いい環境にありますね。そろばんをやり始めて変わったなと感じるのは、集中力がついたこと。あとは、こう動いたらこうなる…とか、そういう頭の回転の速さですね。だから日常でも、いろんなことが素早いんです。学校の宿題も、時間内に終わらせてきちゃうんですよ。「 宿題どうしたの?」と聞くと「もう終わってる」って。びっくりしましたね。
将来の夢はそろばんの先生。だから中学生になっても、そろばんは続けるし、高校生になったら、イシドの教室でバイトをするって、先生と約束しています。(康皓くん)
就職の約束もしているんだよね (笑)。もちろんこれからいろいろな可能性を試すことになるのでしょうが、そろばんという核になるものがあるから、目標が定めやすいのだろうなと思います。なにより、本人が楽しんでやっていることが一番だと思います。練習にしても大会にしても、親が直接してあげられることってないんですよね。ただ、体調管理やコンディシンづくりだけは、これからもしっかりサポートしてあげたいなと思っています。(久美子さん)